みなさんこんにちは、たわです。今回は、メインスマホを『iPhone 14 Pro』から『Galaxy S23』に変更したのでしばらく使ってみてどうだったのかレビューしていきたいと思います。
前回のおさらいと関連記事!
3月5週目にレギュラーのたま(@vivooroku)が、休止前最後に書いてくれた“Xiaomi 14 Ultra”のカメラレビューになります!!休止前だけあって、たまの記事としては最高となる“9500字超え”となる大長編となってますので、読み応え十分な記事に仕上がってます!!公開3日でGoogle Discoverにも掲載されましたのでぜひ!
4月1週目にゲスト枠としてPirukuru(@RTX4045)が書いてくれた“ZTE Nubia Z50”のレビュー記事になります!!Nubiaといえば最近国内でも”Nubia Flip”等の新製品が発表されたり、ゲーミングスマホ”RedMagic”など話題の製品も増えてきてますので、ぜひ参考になれば!!
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購入の経緯
まず、なぜ僕が突然Galaxy S23を購入したのかをお話しします。
1つ目の理由は、今まで僕は『iPhone 14 Pro』をメインスマホとして1年ほど使用してきたのですが、購入当初からあまり良くなかったバッテリー持ちが、バッテリーが劣化するに連れてどんどん悪くなっていき、学校などそこまでスマホを触る時間がない日でもモバイルバッテリーが必須になってしまったからです。
2つ目の理由はiPhone 14 Proが物理的に重すぎるからです。iPhone 14 Proは「206 g」なのに対し、Galaxy S23は「168 g」とiPhoneがGalaxyと比べ約38 gも重く、片手操作をしていると腱鞘炎になりそうになるからです。
3つ目の理由はiPhone 14 Proのズーム性能が僕の用途では大分物足りないからです。僕は野球観戦にしばしば行くのですが、スタンドから選手の写真を撮影をするときにiPhoneの最大ズーム倍率『15倍』では物足りなく、最低でも20倍は欲しく、また【iPhoneのAI補正が弱い】と感じました。
これらの理由から、『iPhone 14 Pro』を売却して、ワールドモバイル様(@worldmobile0022)でau版『Galaxy S23』ファントムブラック(SCG19)を購入しました。
結論
最初に結論から申し上げますと、タイトルにもある通り、Galaxy S23は「コンパクトスマホの完成系」です。
このスマホは基本的にほとんどの人が購入しても不満に感じることはないと思います。
では、どうしてそう思ったのか、是非最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
良い点・及第点・改善点
メリット
メリットは主に6つ
- 本体がコンパクト且つ軽量で取り回しが良い
- バッテリー持ちがバッテリー容量にしてはかなり良い
- カメラの色味が鮮やかでSNS映えする
- AI補正が強く高倍率ズームでも実用的
- Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy搭載で全面的に性能が高い
- One UIが使い易い(個人差あり)
及第点
及第点は主に7つ
- OSのアニメーションがiOSと比べると滑らかでない
- 通知がiOSと比べて若干くるのが遅い
- アプリの最適化が少し物足りない
- AirDropやユニバーサルクリップボードなどの機能が使えない
- AirPodsの一部機能が使えない
- アクセサリーの選択肢が少ない
- FeliCaの位置が微妙
デメリット
デメリットは2つ
- バッテリー過放電による故障のリスクが他社のスマホより高い
- 顔認証の精度が悪い
今挙げたこれらの点を踏まえてレビューをしていきます。
スペック
スペックは私が以前まで使用していて、同世代、同価格帯でほぼ同じサイズのiPhone 14 Proと比較していきます。
製品名 | Galaxy S23 | iPhone 14 Pro |
発売日 | 2023年4月20日(木) | 2022年9月16日(金) |
SoC | Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy (TSMC 4nm) | A16 Bionic (TSMC 4nm) |
ディスプレイ | 6.1インチ 2340×1080ピクセル Dynamic AMOLED 2X 48〜120Hz 1750nits | 6.1インチ 2556×1179ピクセル Super Retina XDRディスプレイ 1〜120Hz 2000nits |
RAM | 8GB (LPDDR5X) | 6GB (LPDDR5X) |
ROM | 256GB (UFS4.0) | 128/256/512GB/1TB (ストレージ規格不明) |
カメラ | アウトカメラ 超広角:13mm 12MP 1/2.55 ƒ/2.2 広角:23mm 50MP 1/1.56 ƒ/1.8 望遠:69mm 10MP 1/3.9 ƒ/2.4 インカメラ 26mm 12MP 1/3.2 ƒ/2.2 動画:8K 30fpsまで | アウトカメラ 超広角:13mm 12MP 1/2.55 ƒ/2.2 広角:24mm 48MP 1/1.28 ƒ/1.78 望遠:77mm 12MP 1/3.5 ƒ/2.8 インカメラ 23mm 12MP 1/3.6 ƒ/1.9 動画:4K 60fpsまで |
バッテリー | 3900 mAh | 3200 mAh |
生体認証 | 2D顔認証 超音波式画面内指紋認証 | Face ID |
価格 | 136,330円(税込)〜 | 149,800円(税込)〜 |
充電方式 | USB-C (USB PD 25W) Qi | Lightning (USB PD 27W) Qi・MagSafe |
防水防塵 | IPX8・IP6X | IPX8・IP6X |
Bluetoothバージョン | 5.3 | 5.3 |
Wi-Fi | Wi-Fi 6E | Wi-Fi 6 |
筐体サイズ | 146.3×70.9×7.6mm | 147.5×71.5×7.85mm |
重量 | 168 g | 206 g |
スピーカー | ステレオ | ステレオ |
音声コーデック | SBC・AAC・LDAC | SBC・AAC |
外観
正面デザイン
右側面
左側面
上側面
下側面
背面
前面
背面にはマット調のガラス、側面には光沢のあるアルミニウムを採用していて軽量且つ高級感のあるデザインになっています。
フラットな背面ながら側面が若干丸みを帯びているので、裸で持った時に手におさまりやすくなっています。
また、前作のS22と比べてカメラ部分がよりシンプルになり、個人的にはこちらの方が好きです。
カメラ
日中
超広角(×0.6)
広角(×1)
クロップズーム(×2)
望遠(×3)
昼間の撮影だと鮮やかな色味且つパキッとした印象でシャープな写真に仕上がっていて、SNSなどに投稿する時に映える写真となっています。また、超広角、広角カメラともにフルサイズ換算で13mm、23mmと画角が広くダイナミックな写真を撮影することができます。
さらに広角カメラの50MPの中央部分を切り取ることにより光学2倍相当のクロップズームをして撮影することができます。
HDR性能も必要十分に高く、しっかりと白飛びを抑えられています。
そして最近日本国内でも解禁されたよりGalaxyをよりカスタマイズできるGood Lockの機能のCamera Assistantを利用することで倍率によって使用するカメラを固定することができるので、最短撮影距離13cmの望遠カメラを活かしてテレマクロのように撮影することができます。
夜景
超広角(×0.6)
広角(×1)
クロップズーム(×2)
望遠(×3)
夜景でも相変わらず鮮やかな色味ですが、日中の写真と比べてシャープさは少し控えめになっている気がします。
超広角カメラと望遠カメラはややセンサーサイズが小さいので空や細部にノイズが乗っている印象ですが、十分綺麗に撮れていると思います。
広角カメラは最近の中華ハイエンドスマホなどと比べると劣りますが、十分大きなセンサーを搭載しているので明るく細部まで綺麗に撮影することができます。
ポートレート
ポートレートは境目まで十分綺麗に処理できていて綺麗に背景がボケていて、十分実用的になっています。
高倍率ズーム
10倍
20倍
30倍
高倍率ズームはGalaxyのAI補正の強さにより十分実用的となっていますが、さすがに30倍になるとガビガビになってしまっています。
番外編
30倍ズームで月を撮ってみました。とても鮮明ですね。
Galaxyの月は「合成だ‼️」などの声があり賛否両論がありますが、実物と乖離しているわけでもないので僕としてはアリなのかなと思います。
動画撮影
動画撮影は広角カメラのみ8K 30fps、超広角、望遠は4K 60fpsに対応していて、4K 30fps、FHD 60fpsまではレンズの切り替えに対応しています。
また手ぶれ補正も非常に優秀で動画性能最強クラスのiPhoneと比べても遜色のない性能となっています。
またスーパー手ぶれ補正モードがあり画質は落ちますがより手ぶれ補正を強力にさせることができます。
性能
ここでは僕の旧メインスマホであり、同価格帯、近い性能とサイズのiPhone 14 ProとAnTuTu BenchmarkとGeekbench 6で性能の比較をしていきたいと思います。
iOSとAndroidOSではスコアの単純比較ができないことは重々承知ですので悪しからずご了承ください。
AnTuTu Benchmark
両方ともV10で計測しております。どちらとも150万点を超えていて日常使いでは何の不満も起きず、重いゲームも快適にプレイすることができます。Galaxyの方で16.4℃も発熱していますが、測り始めた時に部屋が非常に寒く、初期温度が21.4℃と低いためであり、普段使いで熱いなと感じることは少ないです。
Geekbench 6
CPU性能
シングルコア、マルチコアのスコアともにiPhone 14 Proの方が高くなっていますが、実際に使っていてもほとんど差を感じません。
GPU
なんか全然スコアが違いますが、これはiOSかAndroidOSかの違いだと思うので参考程度に見てください。
実際にゲームをいくつかプレイしてみても両者ともfpsが60を下回ることはほとんどありませんでした。
バッテリー
Galaxy S23は3900mAhのバッテリーを搭載していて、前作のS22から「約200mAh増量」していますが、近年のハイエンドスマホと比べると少ないバッテリー容量になっています。
ですが、搭載SoCのSnapdragon 8 Gen 2 for Galaxyの省電力性能が非常に高く、僕の使い方であれば余裕で1日持たせる事ができます。
OSについて
Galaxy S23は初期では『Android 13ベースのOne UI 5』を搭載していて、この記事を書いている2024年3月現在では『One UI 6』にアップデートされています。
Galaxy S23シリーズは「4年間のOSアップデート」と5年間のセキュリティアップデートに対応していて長く使うことができます。
そしてOne UIで良く言われるのが使いやすさです。
色々な機能があり痒いところに手が届くOSとなっています。
ここでは私が特に便利だと思ったOne UIの機能を挙げていきたいと思います。
クイック操作パネル
画面上部からスワイプをして出てくるクイック操作パネルですが、右のAOSP(ピュアAndroid)はWi-Fi、インターネット、Bluetooth、マナーモードの4つのボタンしか配置できないのに対し、左のOne UIはWi-Fi、Bluetooth、マナーモード、自動回転ON-OFF、機内モード、フラッシュの6つのボタンに加え、明るさ調整バー、設定アプリにすぐに移動できるボタンがあります。
言語化が難しいですが、ボタンが多くても損することの方が少ないのでやっぱりOne UIは便利だなと実感しました。
2回スワイプした結果表示されるこの画面でもOne UIの方がボタンが多く、それでいてちゃんと各ボタンの名前もしっかり表記されていてとてもわかりやすくなっています。
デュアルメッセンジャー
One UIの機能としてデュアルメッセンジャーという機能があります。
これはLINEなどのメッセージアプリを複製することができる機能です。
これにより仕事用とプライベート用のアカウントを使い分けることができます。
対応バンド
Galaxy S23シリーズから、日本国内版で他社の回線をまともに使えないようにする所謂周波数ロックが廃止され、どのキャリアのモデルを購入してSIMカードを挿しても問題なく通信できるようになりました。
また、しっかりと4G、5G共に主要バンドに対応していて繋がりにくいということも少ないと思います。
そしてS23シリーズから国内版Galaxyとしては初のeSIMに対応をしたことで、物理SIMとeSIMでデュアルSIM運用をすることができるようになりました。
iPhoneから機種変更して気になった事
iPhone 14 ProからGalaxy S23に機種変更をして気になった点をいくつかお話しします。
AirPods
僕はワイヤレスイヤホンにAirPods Pro 2を使用しているのですが、iPhoneではできた端末の設定アプリやコントロールセンターなどからノイキャンや空間オーディオのON-OFFの切り替え、バッテリー残量の確認がGalaxy側からだとできず、専用のアプリなどもGoogle Play ストアにないためそれらの機能が満足に使えない点が機種変更をして気になった点の1つ目です。(非純正アプリはある)
FeliCaの位置
僕はよく、QUICPayやSuicaなどのFeliCaを利用した決済をするのですが、iPhoneは割と本体の上の方にFeliCaのチップがあるのに対して、Galaxyは本体の真ん中の方にあり若干リーダーにかざすときにやりにくさを感じる点が気になった点の2つめです。
ですが、これはあくまで僕の考えで、Galaxyの方がかざしやすいという意見もあるかもしれません。
顔認証
Galaxyはインカメラを利用した簡易式の顔認証を採用しているのですが、それが、専用のセンサーを積んでいるiPhoneと比較したらもちろんのこと、僕が持っているミドルレンジスマホ『AQUOS zero6』と比べても精度が悪くなっています。
なので僕は、顔認証をオフにして指紋認証のみを使用しています。
これが3つ目の気になった点です。
OSのアニメーション
ホーム画面に戻る時のスワイプジェスチャーは『One UI 6』でだいぶ改善されたのですが、それでもやはりiOSと比べると少し違和感があり、僕は結構アニメーションも重視しているのでそこが気になった点の4つ目です。
これらは人によって感じ方が違うと思うのであくまで僕個人の意見としてご覧ください。
生体認証
Galaxy S23は超音波式画面内指紋認証とインカメラを利用した簡易型の顔認証を搭載しています。
顔認証は精度はあまり良くありませんが、指紋認証が認証速度が爆速なので不満に感じることはありません。
アクセサリー
私が使用しているアクセサリー類をここでは紹介します。
ケース
普段はSamsung純正のシリコーンケース、色はネイビーを使用しています。
このケースはさすが純正で、カメラ部などのくり抜きなども完璧でボタンの押し心地やグリップ感などもとても良いものとなっています。
しかし気になる点が2つあり、1つ目はUSB-C端子の周りの部分が柔らかい素材になっており、ちぎれそうで心配な点です。僕が以前使用していたApple純正シリコーンケースでは端子周りの部分にも硬い素材がしっかり入っていたのでそれと比べて若干耐久性が心配です。
2つ目は汚れが付きやすいことです。特にこのネイビーは手の汚れや埃などが付着したときに目立ちやすい色となっています。なので、汚れが目立つのが嫌という人は他の色のケースを買いましょう。
、、、、
このように不平を言っていた数日後に、とても気に入った色のラベンダーの海外版の純正ケースがAmazonで定価よりかなり安く販売されていたので半分衝動で購入してしまいました。
汚れも全然つかないので非常に気に入っています。
また予備のケースとして原宿にあるGalaxy Harajukuの2Fにある『カスタマイズ工房』で作成することができるオリジナルケースを使用しています。
ボタン部分や上下は保護されない簡易型のケースですが、300円(Samsung Membersなら20%OFF)という非常に安価な金額で作成することができるのでGalaxyユーザーは是非一度足を運んで作成してみてください。
画面保護フィルム
画面保護フィルムにはSpigenさんのEZFitを使用してます。
この画面保護フィルムはガラスフィルムでありながら指紋認証に対応し、また非常に貼り付けやすい貼り付けキットが同梱されています。
Galaxyシリーズ以外にもたくさんのスマートフォンに対応しているため、画面保護フィルム選びに迷ったらとりあえずこれを購入しましょう。
価格が2999円と少し張りますが、2枚入りですしその価値はあると思います。
まとめ
このスマホは最初にも述べましたが「コンパクトスマホの完成系」です。どの面でも妥協点がほとんどなく使っていって不満に思う点はほとんどありません。
いつもなら誰におすすめできるかなどを書くのですがこのスマホは誰が買っても問題ないと思います。
後継機種となるGalaxy S24シリーズが先日グローバルで発表され、2024年4月3日に国内で発表され中古相場も落ちてきているの十分買いやすくなってきています。
最後まで読んでくださりありがとうございました。是非過去の記事も読んでみてください。
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