【あんしんファミリースマホ レビュー】全部入りで手に取りやすい、1円スマホの『新たなる選択肢』

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はいどーも、そーすけです!

もうすっかり夏ですね。なんだか時間の流れがほんとにあっという間に感じる今日このごろではありますがそれは一旦置いときましょう。

今回の記事は、現在休止中のたまが受験勉強の合間を縫って書いてくれた『Libero Flip』と同じ時期にZTE JAPAN様からお貸出し頂いた『あんしんファミリースマホ』を、今度はそーすけがレビューしていきたいと思います。

そーすけ

そーすけとしても初の企業案件なので、じっくり書いていきますかね。(XYouTubeインスタのフォローもよろしくね。)

たま

前回僕が書いた記事も是非!!

目次

前回のおさらい!

『Google Pixel 8a』と『Redmi Note 13 Pro+ 5G』、ミドルスマホ決定戦。

−急速充電器− これがいいし、これでいい【UGREEN Nexode X 100W レビュー】

あんしんファミリーケータイ、、、?

『あんしんファミリースマホ』って機種名を聞いてそーすけが真っ先に思い浮かんだのがこれ。

そう、今から約10年ほど前の2013年にHuaweiから登場した『あんしんファミリーケータイ (204HW)』です。

204HW (Huawei製)

ケータイショップ店員を長くこなしてる読者のみなさんなら1度はこの機種を目にしたことがあるんじゃないかな。そーすけも『一括0円』でこの機種を投げ売ってた記憶がありますし笑

それもあってか、最初この機種名を聞いたときに思わず身構えてしまったんですが、実際に蓋を開けてみると、ワイモバイルで先に販売されてる『Libero 5G IV』のマイナーチェンジモデルに当たる事が分かってひと安心。

実際に『Libero 5G IV』とどの程度違いがあるのかもこの後合わせてまとめていきましょう。

外観をみていく。

続いて『外観』をみていきましょう。

まずは『本体背面』から。

本体背面

つや消しのメッキ塗装が施されたプラスチックフレームに、マット調の背面パネルと安っぽさを感じさせないデザインです。2万円台にしては割と高級感ありますよね。

今回お借りしたのはホワイト。この他にブラック、ラベンダーの3色展開です。

カメラリングに通知LED。

上部カメラリングに通知LEDを備えます。カラーは全7色から設定可能ですが、明るい所ではうっすらとしか見えません。おまけ程度で考えときましょう。

今度は『本体側面』を見ていきます。

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本体上面
本体底面
本体右側面
本体左側面

『本体上面』にはボタン類等はなし。マイク穴のみですね。『本体底面』にはマイク穴 / USB-Cポート / スピーカーを備えます。

ディスプレイを正面として『本体右側面』には音量ボタンと電源ボタンを備えます。『本体左側面』にはSIMトレイを備えます。

SIMトレイは付属のSIMピンを用いて取り出し可能。nano SIM×1とmicro SDカードを挿入出来ますが、nano SIM×2のようなSDカードとの排他利用は出来ません。

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屋外での視認性。
屋内での視認性。

『ディスプレイ』については6.7インチ。有機ELパネルを採用したパンチホールディスプレイで、解像度2,400×1,080 FHD+ / リフレッシュレート最大60Hzと、最近のローエンドでもリフレッシュレート90〜120Hzが標準化しつつある中でここは少しだけ残念なポイント。

なお、最大輝度についてはメーカー公式には載ってない為不明ですが、おおよそ800〜1200nits程度。先日レビューした『OPPO A79 5G』とあまり変わらないように見えます。

視認性に関しては可もなく不可もなくで、日差しの強い屋外や屋内においても格段見にくいという事はなさそう。めちゃくちゃいいわけでもないですが、まぁローエンドですしこんなもんかなぁ。

スペックについて

外観紹介も終わった所で『スペック紹介』に。

ワイモバイルから既に発売されてる『Libero 5G IV』のマイナーチェンジということで、両者の違いについても比較していきたいと思います。

スペック詳細 (タップで開閉出来ます。)
機種比較
機種名あんしんファミリースマホLibero 5G IV
機種画像
販売キャリアソフトバンクワイモバイル
サイズ/重量166×77×7.9mm/184g
(外部ストレージ:最大1TB)
166×76×8.6mm/194g
(外部ストレージ:最大1TB)
SoCMediaTek Dimensity 700
オクタコア(2.2GHz+2.0GHz)
メモリ/ストレージ4GB/128GB
バッテリー4420mAh
搭載OSAndroid 13
ディスプレイ6.7インチ
FHD+/1,080×2,400
有機EL
6.6インチ
FHD+/1,080×2,408
TFT(液晶)
カラーホワイト
ブラック
ラベンダー
ホワイト
ブラック
ブルー
防水/防塵対応(IPX5/7/IP6X)
アウトカメラメイン:5000万画素

深度:200万画素

マクロ:200万画素
インカメラ800万画素
生体認証顔認証
画面内指紋認証
顔認証
側面指紋認証
 オーディオモノラルスピーカー
おサイフケータイ対応
Wi-Fi802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth5.1対応
SIMサイズnano SIM/eSIM
発売時期2024/2月2023/12月
販売価格21,996円(税込)21,984円(税込)
※ZTE公式HPから抜粋

では、スペックを並べた所で順番に解説していきましょう。

SoCはローエンド向けの使いまわし。

『SoC』についてですが、近年のローエンド市場において軒並み採用が目立つ『MediaTek Dimensity 700』を採用。

これは昨年販売されていた『Libero 5G III』から続投となってますが、SoCそのものは2020年11月に登場したものなので既に4年落ち。

まぁ半導体不足や部材高騰が騒がれてる時代ですからね。このあたりはコストカットを感じます。

『メモリ』『ストレージ』については両者とも4GB / 128GBと差はありません。AQUOS wishシリーズやGalaxy Aシリーズが未だに64GBなのを考えるとこの辺りは強みになりそう。

ベンチマークスコアについて

AnTuTuベンチマーク V 10.2.4

ベンチマークスコアについても紹介。

結果は約36万点と、先月レビューした『OPPO A79 5G』とほぼ変わらないですね。今年発売されたローエンド帯のスコアとしては割と標準的かな。

ブラウジングSNSの閲覧地図検索を始めとした基本的な作業においては事足りそうですが、ゲームについては3Dゴリゴリのものは厳しめ。にゃんこ大戦争などの軽量な2Dゲームでもちょっと怪しそうですが、まぁあくまでもスコアを元に判断してるだけなので遊べない事はないでしょう。

ディスプレイ/生体認証に僅かな違い。

『ディスプレイ』については明確に違いがあり、Libero 5G IVについては6.6インチ TFT(液晶)ディスプレイを採用してるのに対し、あんしんファミリースマホについては6.7インチ 有機ELディスプレイを採用。差別化が行われてます。

また『生体認証』についても、Libero 5G IV側面電源ボタンと一体型の指紋認証に対して、あんしんファミリースマホ画面内指紋認証とこちらも差別化が行われてます。

耐久性はそれなり。重量には若干差が。

『防水/防塵性能』についてはどちらもIPX5/7/IP6Xに対応。この辺りは割と標準的ですね。

スピーカーについてもどちらもモノラルで3.5mmイヤホンジャックについては非対応。

本体はどちらもプラスチック製ですが、Libero 5G IVは厚み:8.6mm / 重量:194gに対し、あんしんファミリースマホは厚み:7.9mm / 重量:184gと10g程軽量です。

ホーム / ロック設定について

初めてのスマホデビューやシニア層にも使いやすい機能として『シンプルモード』が用意されてます。

シンプルモートはこれまでシャープ (AQUOS) やFCNT (arrows) を始めとした『国産ブランド端末』に多く見られ、近年ではXiaomiOPPO、Samsungといった海外メーカー製品にも搭載されるようになりましたが、あくまでもアプリ配置の拡大化のみに留まってました。

実際にホーム画面のレイアウトを変更するには下記写真の様に『グリッドの変更』『レイアウトの固定』『画面ループ』など幅広く用意されてます。

『ホーム画面モード』を開くと下記の3種類に対応してるので、自分の好みや使い方に合わせて変更が可能です。

  • ホーム画面のみ表示(一部アプリとドロワー配置)
  • ホーム画面と全てのアプリの表示(全アプリ配置)
  • シンプルなホーム画面(シンプルモード)
スクロールできます

『通常のホーム画面』『シンプルモード』との比較になります。

シンプルモードについては、よく通話する相手を3件まで登録出来る『短縮ダイヤル』が設定可能。

注意点としては一般的なシニア向けスマホの場合『短縮ダイヤル』→『番号選択』→『発信』と1クッション挟む形になるので、誤発信を防止できますが、このシンプルモードは1クッション置くことなく押した瞬間に設定した連絡先に電話が掛かってしまうので注意が必要です。

OSにはAndroidベースのカスタムOS『MyOS』を採用。『壁紙』『アイコンの形状やデザイン』『アニメーション速度』など細かく設定が可能です。

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また、ロック画面についても有機ELを活かした『常時表示機能』『時計のデザインや歩数計設定』『指紋認証のアニメーション』と自分のスタイルに合わせて細かく設定が可能です。

作例紹介

スペック紹介も終わった所で、ここからは『作例紹介』に移りたいと思います。

まずは『カメラスペック』から。

カメラは3眼構成ですが、正直5000万画素広角カメラ以外はおまけです。実質1眼といっても差し支えはなさそう。

そしてZTEはOPPOと同じくセンサーサイズはおろかF値すら非公開ですけど、何かやましいことでもあるんでしょうかね?まあいいや笑

また、以前紹介した他のZTE製スマホに搭載されてる『カメラフィルター機能』ですが、もちろん『あんしんファミリースマホ』にも搭載されてます。

果たしてどんな面白写真が撮れるのか、さっそく見ていきましょう。

広角

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まずは『広角』から見ていきましょう。

製品のウリとしてる『AIモード』は設定で簡単に切り替え可能。今回撮影した写真は全てAIモードをオンにした状態で撮影しましたがどうでしょうか。

色味についてはDimensity特有の青みが目立つ写真ではありますが、決して見れない写真ではなさそう。

普段からハイエンドで慣れてるのもあり、どうしても『物足りなさ』を感じますが、初めてスマホを手にする人からしたら値段の割には必要十分ではないかと。

フィルター機能で遊ぶ

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次に『フィルター機能』で遊んでみます。

ローエンドという事もあり、以前紹介した『Libero Flip』『Nubia Z50』ほどバリエーション豊富とまではいきませんが、どことなく昔のカメラで撮影したような「インスタント」を始め、万華鏡のように被写体を反射させる「カレイド」、漫画のような写真が撮れる「コミック」など多数のフィルターが用意されてます。

これだけでも写真を撮るのが楽しくなりそうですね。子供受けはかなりよさそう。

マクロ

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以前レビューした『OPPO A79 5G』には搭載されてない『マクロカメラ』が搭載されてます。あくまでもおまけ程度ではありますが。

200万画素ということで正直実用性はないです。ハイエンドにあるような『テレマクロ』レベルで初めて実用的と言えるので、最低限撮影出来ればという層には面白みはありそう。

ポートレート

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『ポートレート』を見ていきます。

これ、撮影してから気が付いたんですけどあんしんファミリースマホに搭載されてるポートレートモードは『人物撮影』にのみ有効で、物体撮影については『背景ぼかし』という別モードが用意されてます。紛らわしいので統合して欲しいですねこれ。

特段悪くはないですが、なんだろう。どことなく『デジタルで無理やり補正しました!』感が否めません。まぁローエンドなのでこればかりは仕方ないのかもしれませんが。

価格を考えたら贅沢は言えませんね。

#飯テロ通信

『#飯テロ通信』についても紹介。

Dimensityのローエンド端末なのでデジタル感は強く、色味に関しては物足りなさを感じます。

ただこれに関しては普段からハイエンド端末を使ってる事もあって、そーすけ自身目が肥えてるからというのも割とあるので、明るさや価格帯を考えたらまぁ十分かなとは。

夜景

最後に『夜景』です。

以前レビューした『OPPO A79 5G』『moto g53y 5G』と比較するとノイズ感は目立ちます。これはこれで『味』として考えるのであればそれなりに見れる写真かなとポジティブに捉えましょう。

夜景撮影向けのモードとして『スーパーナイトモード』が用意されてるので実際に撮影してみました。4枚目がその写真なんですが、どことなくレトロカメラというか『トイカメラ』で撮影したような雰囲気に仕上がりましたね。

ただ、処理完了まで少し時間が掛かります。時間に余裕のない人やせっかちの人にはあまりおすすめ出来ないですけど、これはこれで面白みのある機能だなと感じました。

そーすけ的まとめ。

作例紹介も終わった所で、最後にそーすけ的に『よかった点』『もう一歩な点』をまとめて締めたいと思います。

メーカーの営業さんからは是非『忖度なしで』との事なので、ばっさりといってしまいましょう笑

とはいえ、価格帯を考えたら概ね不満という不満は少ない機種だなというのが本音。裏を返せば面白みに欠ける機種、というよりも同価格帯の『OPPO A79 5G』が今年は割と強すぎる感があります。

他にもLenovo資本のmotorolaやFCNT、そしてXiaomi、シャープ、Samsungなどのライバルも多い中で戦うとなると、どこか尖った機能があってもまた面白そう。特にカメラフィルターは使ってみても面白みを感じましたしね。

あ、でもシンプルホーム時の短縮ダイヤルは押した瞬間電話が掛かる仕組みなのは改善して欲しい所。まじで問い合わせが多いんですよね。年配層なんて特によくわからず押してしまいがちですから『何がなんだか分からないまま電話してしまう。』なんて事が多いです。

ローエンド帯、特に1円端末にそこまでの完成度を求めるのも酷だとは思いますが、そんなローエンド帯でもリフレッシュレート90Hz、下手したら120Hzを採用してる端末も徐々に増えてきてるので『あんしんファミリースマホ』を今後もシリーズとして継続していくのか、それとも『Libero』または『nubia』として一本化してくのかは読めませんが、今後のZTEに期待したい所ですね。

そーすけ的よかった点!

  • 施策で手に取りやすい『価格帯』
  • 実は全部入り。『必要十分な機能』
  • 面白みのある『カメラフィルター機能』
  • シニア層にもうれしいね。『シンプルホーム』

そーすけ的微妙な点

  • 1世代前から据え置き。『基本スペック』
  • ぶっちゃけ意味あるの?『通知LED』
  • 年配層にはワンクッション欲しい『シンプルホームの短縮ダイヤル』

あとがき

いかがでしたか?

前回たまが書いた『Libero Flip』とセットで端末をお貸し出し頂いたんですが、正直な話書くことねぇな (失礼)と思いながら使い始めたんですよね笑

たまにLINEで『予言します、そーすけこれおじいちゃんなどにおすすめってかきます』とか言われもしましたけど、実際使ってみるとカメラフィルターの面白みや飽きのこないデザイン面など、思ってたよりもちゃんと書くことがあって、気が付いたら割とボリュームある内容に。

ローエンドなんてどれを買っても同じ。そう思ってる方にこそ、この記事が購入や販売の参考になったらそーすけとしては嬉しい限りですね。

ということで、今回はここまで。

また次回のりんご通信でお会いしましょう!

今回紹介した製品

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