こないだの記事であおとくんが『2024年最後のスマホレビュー』と言ってたが、
あれは嘘だ、、、
ということで、今回は12月に国内発売が開始された『OPPO Find X8』の上位モデル、『OPPO Find X8 Pro』を購入したので、早速レビューしていこうと思う。
スパチャしてね〜
おさらい
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OPPO
もはや説明する必要はないと思うが、『OPPO』は中国の世界的なスマホメーカー。主にスマートフォン、オーディオ機器、アクセサリーなどを製造。OPPOは、BBK Electronicsという親会社に属しており、同じ親会社の傘下にはOnePlus、vivo、Realmeなどの他の人気ブランドもある。
日本においては、2024年12月12日に『OPPO Find X8』が発売開始。
ということで、今回はその上位機種である『OPPO Find X8 Pro』をレビューする。なお、期待されていたが、日本では発売されなかった。
OPPO Find X8 Proの特徴
- 薄くて持ちやすい本体デザイン
- 綺麗なディスプレイを搭載!明るく、発色も良く、ノイズも少なく、目も疲れにくい
- 超高性能「Dimensity 9400」
- 大容量バッテリー搭載
- 『Hasselbladコラボ』クアッドカメラ構成:超広角+広角+3倍+6倍
- すべてのレンズで4K 60fpsの動画撮影可能
- 滑らかで使いやすい『ColorOS 15』
- 日本語とGoogleも対応
- IP68/IP69に対応
付属品
『付属品』を見ていく。
順番にスマホ本体、充電器、ケーブル、クリアケース(グローバル版はシリコンケース)だ。なお下記写真のケースは、MagSafeリングを上から貼り付けた。
デザイン
最近では見慣れた、大きな丸型カメラのデザイン。中央に、『Hasselbladのロゴ』が入る。
背面左上にフラッシュを備える。上部にはマイク、赤外線センサーを備える。
左側にマナーモード切り替えスイッチ、右側に音量ボタン、電源ボタンを備える。
6.78型のサイズなので、6.3型のiPhone 16 Proと比べると縦に長い。なお本体の厚みはiPhoneより薄い。
側面と背面についてはサラサラとした質感で、手触りは非常に良い。質感も高い。背面下部に『OPPOロゴ』がある。
ディスプレイ
6.78型 有機ELディスプレイ(最大120Hz/最大4500 nits)を搭載。すべての辺がわずかにラウンドしている形状で、持ちやすい。
屋外の直射日光下での視認性も良好で、大満足だ。
カメラの画質をチェック
Find X8 Proは、アウトカメラに4つのレンズを搭載。超広角、広角、3倍望遠、6倍望遠と豪華仕様。すべてのセンサーが5000万画素ではあるが、型式が異なる。
超広角: 50 MP 1/2.75型 JN5 , f/2.0, 15mm, 120˚ , PDAF
広角:50 MP 1/1.43型 LYT-808, f/1.6, 23mm, PDAF, OIS
3倍望遠:50 MP 1/1.95型 LYT-600, f/2.6, 73mm (Wプリズム望遠レンズ), PDAF, OIS
6倍望遠:50 MP 1/2.51型 IMX858, f/4.3, 135mm (ペリスコープ望遠レンズ),0.7µm, dual pixel PDAF (35cm – ∞), OIS
ここからは、実際に撮影した写真を紹介する。
日中
超広角カメラは15mm。画質はまずまずで、広大な風景を1枚の写真に収める時に役立つ。
広角カメラは、解像感が高く、綺麗に撮影することができる。自然な色味で、好印象。
ワンタップで使える2倍は、広角カメラのクロップズーム。ピクセルビニングを解除して、5000万画素の中央部分を切り取った画像である。画質はまずまずで、もう少し良くしてほしい。
3倍は、光学望遠カメラ。望遠カメラにしては、センサーも大きく画質は良い。
6倍は2つ目の望遠カメラ。無劣化で6倍を使えるため、遠くの被写体を鮮明に撮影できる。
6倍のボタンを2回押すと13.3倍にできる。クロップズーム(リモザイク)がはいるため、綺麗。
6倍のボタンを3回押すと26.6倍に切り替え可能。ここまでズームする画質数が足りなくなってきているため、やや解像感が物足りない。
最大ズームは100倍。AIの補正がかなり強く入るため、不自然である。
クロップズーム=リモザイクされた画像
例えば2倍は広角カメラ(1倍カメラ)のデジタルズームだが、広角カメラの5000万画素そのままの状態から中央の1250万画素を切り抜いて表現している。そのため、1.9倍までの1250万画素にピクセルビニングされた状態の写真からのデジタルズームと比べると画質がよくなっている。左が1.9倍、右が2倍。
その他作例
カメラの総評としては、普通に綺麗。とはいえ、期待していたほどではなかったというのが正直な感想だ。
夜景
Find X8 Proはやや白っぽいものの、自然な彩度で撮影できる。
フレア、ゴーストはまずまず。
vivo X200 Pro mini が苦手とする、青色のダイナミックレンジも広い。
2倍ズームは、夜景モードを使うとリモザイクがはいらず、画質が悪い。
3倍望遠カメラは、夜景でもかなり鮮明に撮影することが可能。
ペリスコープレンズではないため、光条もシンプルである。
シャープネスは控えめで、クッキリ感はあまり感じられない。
光学6倍は従来のペリスコープレンズを採用。画質も良く、実用的だ。
ただし、どのレンズでも共通して言えることだが、少し白飛びしやすい。
超広角はそこまで夜景に強くない。細部の表現が甘い。
望遠カメラが寄れない
新しい構造の『3倍望遠カメラ』は、最短撮影距離が長く接写に向かない。(写真が2倍、左が光学3倍。)
ちなみに『6倍望遠カメラ』は被写体に寄って望遠接写撮影することができる。
動画性能
動画は、すべてのレンズで最大4K 60fpsで撮影が可能で、撮影中のレンズの切り替えが可能。詳細はYouTubeで紹介している。
一部、気になるところはあるものの、カメラは多くの人も満足できるレベルだ。
ロック解除は最高
インカメラを利用した2D顔認証と画面内指紋認証を搭載。光学式で、画面のかなり下側にあるためやや押しにくい位置にある。
精度速度は非常によく、失敗はほとんどない。
使いやすいOS
OSはAndroid 15ベースのColorOS 15を搭載。アップデートは公式で『5回』と公表されている。
クイック設定はデフォルトで左右独立式。なお、設定から従来の一体型に変更できる。
日本語にも対応。ColorOS 15は、アニメーションにかなり力を入れている。素早く操作したときにカクつくことなく、ヌルヌル動くノンニリアアニメーションが強化された。
処理能力と電池持ち
チップセットにDimensity 9400を搭載。3nmで省電力性能も高い。ゲームもサクサクだが、やや発熱しやすい。メモリは12GBまたは16GB。
5910mAhのバッテリーを搭載し、バッテリー持ちは良好。1日たくさん使っても40%程度残る印象。
充電は有線で最大80W、50Wまでのワイヤレス充電にも対応する。
付加価値
『IP68/IP69』に対応し防水性能は期待できる。
また、NFCチップ搭載。クレカのタッチ決済が理論的には可能。ただし、保証はない。
また、今回のFind X8シリーズは『OPPO Mag』に対応した。AppleのMagSafeと互換性があり、対応するモバイルバッテリーなどのアクセサリーを背面に取り付けられる。
使った感想
良い点
- 薄くて持ちやすい本体デザイン!
- 綺麗なディスプレイを搭載!明るく、発色も良く、ノイズも少なく、目も疲れにくい
- 超高性能「Dimensity 9400」
- バッテリー持ちがいい!充電も爆速!
- クアッドカメラ搭載!超広角+広角+3倍+6倍
- すべてのレンズで4K 60fpsの動画撮影可能!撮影中のレンズの切り替えもできる!
- 高音質なステレオスピーカー!動画鑑賞も最適!
- 滑らかで使いやすいOS!日本語とGoogleも対応!アップデートも手厚い!
- OPPO Magに対応!MagSafeと互換性あり!
- IP68/IP69に対応!防水性能は高い!
及第点
- カメラの画質が思ったよりも良くない(高画質ではあるが)
- 画面内指紋認証が光学式…夜間に眩しい
- 画面内指紋認証の位置が低い
- 大きい(6.78型)
注意点
- 日本未発売(技適なし、保証なし)
- FeliCaチップ非搭載
どんな人におすすめか
ワンランク上のハイエンドスマホが欲しい人におすすめ。ただし、昨年の『OPPO Find X7 Ultra』のほうがカメラ性能が高い上に、中古相場も下がっており、手に取りやすい。
新しいもの好きなら、Find X8 Pro、コスパよく最高峰のスマホを使いたいのならば、FInd X7 Ultraをおすすめだ。
スペック表
Find X8 比較 | ||
---|---|---|
機種名 | OPPO Find X8 Pro | OPPO Find X8 |
発表、発売日 | 2024年10月24日 | |
SoC | Dimensity 9400 | |
画面サイズ | 6.78 | 6.59 |
超広角カメラ | 50 MP 1/2.75型 JN5 , f/2.0, 15mm, 120˚ , PDAF | |
メインカメラ | 50 MP 1/1.43型 LYT-808, f/1.6, 23mm, PDAF, OIS | 50 MP 1/1.56型 LYT-700, f/1.8, 24mm, PDAF, OIS |
望遠カメラ① | 50 MP 1/1.95型 LYT-600 f/2.6, 73mm (Wプリズム望遠レンズ) 3倍, PDAF, OIS | |
望遠カメラ② | 50 MP 1/2.51型 IMX858 f/4.3, 135mm (ペリスコープ望遠レンズ),0.7µm 6倍, dual pixel PDAF (35cm – ∞), OIS | 非搭載 |
カメラの特徴 | レーザーAF,Hasselblad Color Calibration, LED フラッシュ, HDR, パノラマ撮影 | |
アウトカメラ動画 | 4K@30/60fps, 1080p@30/60/240fps; gyro-EIS; HDR, 10‑bit video, Dolby Vision | |
インカメラ | 32 MP 1/2.74型, f/2.4, 21mm, 0.8µm | |
インカメラ動画 | 4K@30/60fps, 1080p@30/60fps, gyro-EIS | |
バッテリー | 5910 mAh 80W 有線, PD, PPS, UFCS 50W 無線 | 5630 mAh 80W 有線, PD, PPS, UFCS 50W 無線 |
価格 | 約 700 EUR | 139,800円(日本版) |
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