中国FIFINEの「AmpliGameA20」を正直レビュー。低価格で『ゲーミング体験を変える』

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Raru

こんにちは!らる(@rarurai3)です!

ゲーミングセットアップの中で、『視覚』だけでなく『聴覚的な効果』も重要な要素です。そこで、近年ゲーミング向けに設計されたオーディオ製品が注目されています。

今回紹介するのは、中国の人気オーディオメーカー「FIFINE」がリリースした「FIFINE AmpliGame A20」というゲーミングスピーカーです。なんとこちらの製品はFIFINE JP様からご提供頂きました!

改めて、FIFINE AmpliGame A20は、初心者から中級者までをターゲットにしたエントリーレベルのスピーカーで、『1万円以下という手頃な価格』『シンプルなデザイン』、そして『RGBライティング』が特徴です。本記事では、その機能や特徴、取り付け方法を詳しく見ていき、実際の音を他の製品との比較も行います。

目次

前回のおさらい!

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1. FIFINE AmpliGame A20の機能と特徴

1.1 デザインと外観

「FIFINE AmpliGame A20」はコンパクトなサイズ感と、シンプルながらもスタイリッシュなデザインで、ゲーミングデスクにぴったり。LEDライティングが搭載されており、ライトのカラーとエフェクトの変更が可能です。ゲーミングデスク周りをカスタマイズしたい方にとって、このライティング機能は嬉しいポイント。Lスピーカーのトップを指でタッチすると変更できる仕様になっています。

タッチコントロール部分。かなり感度は良く、反応しないなどトラブルは全くなかった。

素材には金属ではなく『プラスチック』が使用されており、持った瞬間「軽っ」となりました。しかし、軽量ながらも耐久性を備えているよう。プラスチックながらもマットな質感になっているので、見た目の安物感はあまり感じません。

黒を基調としたシンプルなボディは、さまざまなデスク環境にマッチするため、汎用性が高いと感じました。

実際に使用している様子。ライティングはキーボード & マウスと揃えて水色に。

1.2 主要機能

次に『主要機能』の紹介。

「AmpliGame A20」は、ゲーミング用途に特化したサウンドチューニングが施されており、特に高音域のクリアさと中音域のバランスが際立っています。ステレオスピーカーであるため、ゲーム内での音の位置をしっかりと把握できるのが魅力です。

しかし、その影響のためか聴いていて明らかにスピーカーの位置から音が出ているような感じがします。ミドル・ハイエンド帯のスピーカーにおいては、スピーカーの物理的な位置から音が出ているような聞こえ方はしないため、ここは価格相応かなと思いました。しかたない。

加えて、スピーカー全面には特徴的なライティングが。ソフトウェアコントロールできないのがとても残念です。しかし、LEDの粒感はそこまで強く感じません。LEDの数自体は多くないようですが、これはうまく処理できているなと思いました。ゲーミングという名なだけあり流れるようなライティングはもちろん、単色発光も可能です。

1.3 取り付け方法

続いて『取り付け方法』。

「AmpliGame A20」の設置は非常に簡単。背面から生えるUSBケーブルと3.5mmジャックのケーブルを機器に接続することで準備完了。取り外しできないのがBADポイントですが、一度設置したらそうそう動かすことはないのでここは許容範囲かなと思います。なお、USBは『給電専用』で、オーディオ信号の入力はできません。

3.5mmオーディオジャックで接続するため、PC・ゲーム機・スマートフォン・タブレットなど、幅広いデバイスに接続可能。ドライバー不要で特別な制御ソフトウェア等のインストールも不要で、シンプルに使い始められるのも初心者には優しいポイントです。

また、スピーカーの下部にはゴム足が付いており、滑りにくく、安定感があります。設置時にデスクへのダメージやずれを防いでくれるのもありがたいですね。黒いゴムなので、長時間移動しないと跡がつくんじゃないかと気になりますがここはまだ検証段階。

2. 音質テストと他製品との比較

2.1 音質の全体的な印象

では実際に「AmpliGame A20」を実際にゲームや音楽で使用してみましたが、全体的に価格に対して満足度の高い音質を提供しています。特に中音域の表現力が優れており、ボーカルやゲーム内のキャラクターの声がクリアに聞こえます。また、ステレオの広がり感があり、定位感がしっかりしているため、FPSゲームなどで敵の位置を把握するのにも役立ちました。

ただし低音は絶望的。『iPad Pro 12.9インチ』と比べてもスカスカした音の印象。音楽を聴くスピーカーとしては全くお勧めできません。

2.2 FOSTEX PM0.3Hとの比較

今回、「AmpliGame A20」『FOSTEX PM0.3H』という、価格差約2倍のスピーカーと比較してみました。まず、『FOSTEX PM0.3H』はプロ向けのモニタースピーカーであり、低音域から高音域までフラットに再生する能力に優れています。そのため、「AmpliGame A20」に比べて音の細かいディテールが際立ち、特に音楽鑑賞においては圧倒的にPM0.3Hが優れたパフォーマンスを発揮しました。

しかし、低音域に関しては「AmpliGame A20」の方が比べるまでもなく物足りなさを感じました。特にFOSTEXと比較した際、「AmpliGame A20」の低音はカスカスで、音量を同じにしても迫力感が絶望的な印象を受けました。重低音が重要なゲーム、特に爆発音や重たい効果音が多いシーンでは、「AmpliGame A20」の限界が露呈。FPS等の銃を使ったゲームでの使用はお勧めできません。

その一方で、「AmpliGame A20」『コストパフォーマンス』の点で非常に優れており、日常的なゲームや軽いエンターテイメント用途であれば十分に楽しめる音質を提供しています。特に中高音域でのクリアさとバランスが強みで、『ボイスチャット』や『キャラクターボイス』を重視するゲームプレイヤーにとっては、十分な性能を発揮します。

2.3 音量と迫力感

音量に関しては、『FOSTEX PM0.3H』「AmpliGame A20」の両方を同じレベルに設定して比較しましたが、やはり『FOSTEX』の方が全体的な音の厚みや迫力感が強く「AmpliGame A20」薄っぺらい印象を受けます。特に低音が求められるシーンでの差が顕著。しかし、「AmpliGame A20」は一般的なデスクトップスピーカーとしては十分な音量を提供しており、近距離でのゲームプレイや作業では大きな問題はありません。

3. まとめ

では最後に『まとめ』。

今回レビューした「FIFINE AmpliGame A20」は、コストパフォーマンスに優れたゲーミングスピーカーとして、特に初めてゲーミングスピーカーを購入する方や、手軽にゲーム環境をアップグレードしたいユーザーにおすすめです。『RGBライティング』という特徴的な付加価値があり、ゲーム以外の用途にも適しています。

音質に関しては、低音の不足が『FOSTEX PM0.3H』などの上位製品と比較した際に目立ちますが、中音域と高音域のクリアさで補完している印象。高音域はとても綺麗でした。全体的には、1万円以下という価格を考慮すると満足度の高い製品であることに変わりありません。

購入はこちらから

FIFINE AmpliGame A20は、AmazonやFIFINEの公式ウェブサイトで購入可能です。以下のリンクから製品ページにアクセスし、詳細情報や最新の価格をチェックしてみてください。


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