はいどーも、そーすけです!
2025年もあと少しですね。みなさんにとって今年は悔いのない1年になりましたか?
まぁそれはXなどで聞くとして、今回はXiaomi JAPAN様より最新コンパクトタブレット【Xiaomi Pad Mini】をお借りしたので、早速レビューしていきたいと思います。
『大は小を兼ねる』なんて言葉もありますけど、そんな言葉は関係なくとにかくコンパクトなのが大好きなそーすけにとって『やっと待ち望んでいたタブレット』ということで
前回のおさらい!
【OPPO A5 5G レビュー】見やすい画面とスタミナバッテリーはビジネスマン向け。
【AQUOS sense10 レビュー】全部入りミドルスマホ。より成熟されたセンスの光る1台。
廉価ではないコンパクト。
国内向けにタブレットを送り出してるXiaomiですが、スマホと同じように『Xiaomi』『Redmi』とサブブランドの『POCO』から多数投入されてます。
ですが、どれも10インチ超えの大型機ばかりで唯一のコンパクトモデルといえば、ローエンド帯に位置付けられる『Redmi Pad SE 8.7』のみ。


以前、うちのボスから相談を受け『動画再生用』としておすすめした事もある機種ですが、どうしたって色々使うにはスペック不足が否めない。スマホと同じくコンパクトモデル需要がないと言われてしまえばそこまでなんですが、
『スマホだと得られる情報量は少ない。でも、デカいタブレットを満員電車の中でわざわざ取り出して広げて使うんかよ、それは邪魔だろ。』
というそーすけのような我儘なユーザーを黙らせる、そんな会心の一撃を放ってきたのが今回レビューする『Xiaomi Pad Mini』というわけなのです。


外観をみていく。
では早速『本体外観』を見ていきましょう。
まずは『本体背面』から。


高級感を感じさせるボディにはアルミニウム合金を採用。
高さ 205.13mm × 幅 132.03mm × 厚さ 6.46mm、重量は326gと軽量かつコンパクトなのにバッテリー容量は7,500mAhと大容量。
しかも67W急速充電に対応してます。


そして、スピーカーやバッテリーといった主要部品を本体に左右対称に配置するだけでなく、Androidタブレットとしては初となるSoCを本体中央に配置する事で、実際に手に取った際にバランスの取れた感覚を実感出来ます。


カラーは2色展開。今回そーすけがお借りしたパープルとグレーが用意されてます。
続いて『本体側面』を見ていきます。








『本体上面』にはマイク穴 / スピーカー / 電源ボタンを備えます。スピーカーはDolby Vision Atmosを採用し、重厚感のある音を楽しめます。
『本体底面』にはマイク穴 / USB-Cポート / スピーカーを備えます。USB規格についてはUSB 2.0に対応。側面を見ていきましょう。
ディスプレイを正面として『本体右側面』には音量ボタンの他、Xiaomi フォーカスペン (スタイラスペン) の充電用接点を備えます。
『本体左側面』にはなんと2つ目のUSB-Cポートを備えます。USB規格についてはUSB 3.2 Gen 1と、本体底面に備えるものよりも上位規格に。


デュアルUSB-Cポートにより、充電を行いながらモニター等に画面出力を行ったり、PCのサブディスプレイとして活用する事も可能。手軽に持ち運べるサイズ感も相まって、作業効率爆上がりしそうです。
これはiPadを含めた他社タブレットにない強みだと感じましたね。




『ディスプレイ』については約8.8インチ。IPS液晶 / 解像度 3,008×1,880 3K / ディスプレイ比率 16:10 / リフレッシュレート 最大165Hz / 最大輝度は700nitsです。えっ、700nits!?!?
確かに屋外に関しては少し暗いなとは感じましたけど、屋内に関しては随分と明るく感じました。めゆさんのお美しい姿もこの通りくっきりと。
有機ELではない分、黒の表現は少し苦手ではありますがめちゃくちゃダメという事もないです。スクロールについてもついつい触ってしまうほど滑らかで快適ですし、発色や解像感についてもIPS液晶とは思えないほど綺麗で、非常に満足度が高いです。
スペックについて
外観紹介も終わった所で、今度は『スペック』について話していきましょう。
今回は『スペックシート』という形ではなく、そーすけが普段から愛用してるコンパクトタブレット『iPad mini7』との比較も所々に入れつつ、触れていきたいと思います。
SoCはなんとハイエンド向け。
ハイエンド端末向けに供給されてるSoC『MediaTek Dimensity 9400+』を採用。


同じタイミングで発表され、そーすけ自身もレビューした『Xiaomi 15T Pro』も同じSoCを採用してます。めちゃくちゃ贅沢。
コンパクトサイズのタブレットにハイエンド向けSoCを積む事自体が国内市場だと珍しいですし、それこそ現行モデルであれば『iPad miniシリーズ』か、影の薄い『REDMAGIC Astra』ぐらいなものですからね、勝負を仕掛けにきたなと感じました。いいんですかXiaomiさん?笑


ハイエンド向けSoC『Dimensity 9400』のマイナーチェンジという事で、オールビックコア構成のCPUは変わらずですが、高クロック化により全体的な処理性能が向上。
さらに、Bluetooth接続が大きく向上し、開けた場所であれば最大なんと10Kmにも及ぶそう。そもそもそんな飛距離あっても使うのかは置いときましょう。
メモリ / ストレージについては『8GB / 256GBモデル』と『12GB / 512GBモデル』の2モデルが用意されてます。用途に合わせて選べるのはポイント高い。
ベンチマークスコアについて
『ベンチマークスコア』についても見ていきます。
今回も『AnTuTuベンチマーク』『Geekbench 6』にて測定を行いました。AnTuTuに関してはバージョン違いではあるものの、iPad mini7とのスコア比較も行ってます。あくまでも参考程度に考えてください。
では早速結果を見ていきましょう。


Xiaomi Pad Miniの結果を見ると、総合スコアで約282万点。ハイエンドスマホと同等性能を誇ります。
今回お借りしたのは上位モデルの12GB / 512GBモデルですが、注目する点としてはGPUスコアですね。結果は約99万点と、100万点に迫ろうとしてます。
3D処理が必要なゲームにおいても、これなら十二分に楽しめそうですね。
OSの完成度や最適化はiPadが優れてるとは言われてますけど、単純な処理能力であればXiaomi Pad Miniに軍配が上がります。気合い入ってんなぁ。


続いて『Geekbench 6』の結果です。
CPUスコアについてはシングル:2650点 / マルチ:8223点と高スコアを記録。GPUスコアについても21514点と、どこをとってもハイエンド級です。
大容量バッテリーに急速充電。
外観紹介でも書いた通り、本体中心部にSoCを配置し、上下それぞれにバッテリーを配置。容量はコンパクトな筐体に大容量の7,500mAh。
Xiaomiお得意の『67Wハイパーチャージ』にも対応。デュアルUSB-Cポートの長辺側に接続する事で急速充電が可能です。


また、POCO F7などで採用されてるリバース充電にも対応。最大18Wで別デバイスの充電が可能です。


デュアルUSB-Cポートではありますが、67Wハイパーチャージと18Wリバース充電の同時利用は出来ません。そこは注意が必要ですね。
iPad mini7との比較
以前レビューした『iPad mini7』との比較です。同じコンパクトタブレットという事で、違いを見ていきましょう。


まずは本体素材ですが、どちらもアルミニウム合金製で安っぽく見えません。カラーバリエーションはiPad mini7が4色展開と豊富。
サイズ感についてはディスプレイとバッテリー容量分でXiaomi Pad Miniの方が少しだけ大型ですが、横幅は狭めです。
画面解像度やリフレッシュレート、最大輝度についてはXiaomi Pad Miniに軍配が上がります。そろそろiPad miniもProMotionを採用して欲しい所。


生体認証についてはiPad mini7は電源ボタン兼用の指紋認証 (Touch ID) に対応してます。一方のXiaomi Pad Miniは顔認証に対応。
ディスプレイについてです。どちらも『IPS液晶』という事もあり、最大輝度は1000nitsに満たないもののXiaomi Pad Miniが最大700nitsと数値上では上です。リフレッシュレートについてはXiaomi Pad Miniの圧勝。165Hzと非常に滑らかです。
USB規格についても触れていきましょう。Xiaomi Pad MiniがUSB 3.2 Gen 1 (最大5Gbps) / USB 2.0のデュアルUSB-Cに対し、iPad mini7 がUSB 3.2 Gen 2 (最大10Gbps)のシングルと、拡張性ではXiaomiに軍配が上がりますが、転送速度についてはiPad mini7に軍配が上がります。


メモリについては256GBモデルがiPad mini7と同じ8GB、512GBモデルが12GBと、上位モデルを選択すればXiaomi Pad Miniに軍配が上がります。
ストレージについてはiPad mini7の最小容量が128GBに対し、Xiaomi Pad Miniの最小容量は256GBから。最大容量については512GBと同等です。用途に応じて選ぶといいでしょう。
充電速度についてはXiaomi Pad Miniの圧勝。Wi-Fi規格やBluetooth規格についてもXiaomi Pad Miniの方が性能としては上です。
両者を比較した上で、スペック面ではXiaomi Pad Miniに軍配が上がるポイントが多いものの、セルラーに対応してない点はiPad mini7に唯一負けている点と言えるでしょう。
テザリングで繋げばいいんでしょうけど、持ち運びに適したコンパクトサイズならやっぱりセルラー対応してた方がよりよかったなとそーすけ的には感じましたね。
最新OS『HyperOS 3』にも対応。
9月26日に行われた『Xiaomi EXPO 2025』にて発表されたカスタムOS『HyperOS 3』についても対応。


お借りしてる期間に配信され、実際に使用してみましたがHyperOS 2の時よりもより滑らかに動作するような気がしますね。
一部では、HyperOSはiOSに似てると言われるようですが、そーすけ的にはバッテリー表記やWi-Fi表示などを含めて、同じ中華系企業OPPOの『ColorOS』に近いような気がします。








作例紹介
スペック紹介も終わった所で、ここからは『作例紹介』に移りたいと思います。
とはいえ、タブレットでちゃんとした写真を撮るなんて事自体が珍しいですし、仮に撮影するとしても『メモ程度』だろうなという事で、あくまでもこれは趣味の領域として考えてもらえれば笑
一応『カメラスペック』についても解説。


1200万画素広角カメラ / 1/3.06型センサー / F 2.2 /最大10倍デジタルズームに対応。と、その辺のローエンドみたいなカメラ構成ですね。
そもそも論、撮影用途でもないタブレットにライカ共同開発カメラなんて搭載されてても逆にびっくりしますけど笑
とりあえず紹介していきましょうか。












率直な感想としては『タブレットにしてはそれなりに撮れる』といった印象です。
望遠もなければOIS (光学式手ぶれ補正) もないので、もし撮影するとしたら等倍 (1倍) がそれなりにまともかな。2倍ズームで少しノイズ感が気になり、最大ズームに関しては先日レビューした『OPPO A5 5G』とほぼ変わりません。ディテールが潰れてます。
夜景についてもそれなりで、黒潰れや白飛びは少ないもののフレアは若干目立ちます。まぁ、タブレットってのを考えたら必要十分かもしれませんけどね。
そーすけ的まとめ
作例紹介も終わった所で、最後にそーすけ的に『よかった点』『もう一歩な点』をまとめて締めたいと思います。
とはいえ、目立った弱点という弱点も少なく、そーすけ的には大満足な製品でした。強いて言えばセルラーへの対応、Xiaomiにしては強気な価格設定、販路。この辺りではないでしょうか。
- 待望の『コンパクトサイズにハイエンド級』
- サイズ感に対する『大容量バッテリー』
- 重心バランスの取れた『重量配分』
- 滑らかで快適な『高リフレッシュレート』
- 拡張性は無限大『デュアルUSB-Cポート』
- 用途で選べる『メモリとストレージ』
- 搭載して欲しかった『セルラー通信』
- あくまでもメモ程度な『アウトカメラ』
- 若干時代に逆行?『IPS液晶』
- 需要に対してちょっと強気?『価格設定』
- まだまだ少ない『販売販路』
あとがき
いかがでしたか?
ここ最近、仕事もそうなんですけど一気に記事やら素材やら書いたり作ったりしてる事が多いからかなかなか1記事書き上がるまで時間掛けちゃうんですよね。時間配分ちゃんとしないとなぁ。
実はまだ確定ではないんですけど、来年からもしかすると『現役ケータイショップ店員』ではなくなるかもしれません。あ、ちなみにXiaomiではないです泣
そういえば記事と関連してXiaomi Pad Miniのショート動画を出したんですけど、なんとこれそーすけが1から編集して作ったんですよ。あおとくんのスパルタ教育の賜物ですね。
あ、保存前に元動画を削除してしまってキレ散らかしながら1から作り直したのは内緒ですよ?
ということで、今回はここまで。
また次回のりんご通信でお会いしましょう!
今回紹介した製品
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