オウガ・ジャパン株式会社より最新のハイエンドスマートフォン「OPPO Find X9」をお借りし、レビューする機会を得た。
昨年、先代モデルを日本市場に投入した同社だが、本機ではおサイフケータイに対応するなどのローカライズをさらに推し進め、日本のハイエンドスマホ市場への本格参入という姿勢を明確に打ち出してきた。
その意気込みは、スペックや使い勝手の随所に表れている。OPPO Find X9は「これ1台で完結する」と言い切れる完成度を備え、もはやサブスマートフォンの存在を前提としない。
本稿ではこの、そんなOPPO Find X9の実力を詳しくチェックしていく。
前回のおさらい
【AirDrop】Android⇔iOS間で対応した事による -新たな一歩、そして悩みとは-
【#現役ケーショ店員の本音。】2回線目におすすめな『格安SIM』をそーすけの独断と偏見で語ってく。
OPPO Find X9の特徴


OPPO Find X9は、ハイエンドモデルらしく機能を妥協なく詰め込んだ“全部入り”仕様だ。今作では日本仕様として『FeliCa』を新たに搭載し、おサイフケータイにも対応。
日本市場での実用性が大きく向上している。
日常用途やカメラ撮影、さらには決済まで、この1台ですべてを完結でき、サブスマートフォンの出番を想定する必要はない。
- 超高性能チップ「Dimensity 9500」搭載
- ディスプレイが超綺麗!画質◎
- 新しいボディがシンプルで美しい
- バッテリー持ちが良い
- 3倍望遠含むトリプルカメラを搭載
- ハッセルブラッドの自然な色表現
- 触覚フィードバックが優れている
- おサイフケータイに対応
OPPO Find X9の外観をチェック
新しいデザイン




前作では丸型モジュールを採用していたが、OPPO Find X9では左上にカメラを配置する、いわゆるスタンダードなデザインへと刷新された。
日本市場で支持の厚いスマートフォンに近い意匠で、クセのない仕上がりだ。デザイン面でのハードルは低く、多くのユーザーに受け入れられるだろう。














美麗なディスプレイ
特筆すべきは、周囲を取り囲むベゼルの細さだ。上下左右すべて1.15mmという極細設計により、画面占有率は非常に高い。
約6.6インチの有機ELディスプレイは、発色・コントラストともにハイエンドモデルらしい完成度を誇り、表示品質はトップクラスと言っていい。


OPPO Find X9はリフレッシュレートは最大120Hzに対応。加えて、画素密度は460ppiと高く、表示の精細さは際立っている。
スクロール時の滑らかさはもちろん、動画視聴においても没入感の高い体験が得られる。










ディスプレイ輝度は公称値で最大1,800ニト、最低1ニト。直射日光下でも表示は明瞭で、屋外利用においても視認性の高さを実感できる。
そのクオリティはまさにハイエンドクラス。加えて、Dolby VisionおよびHDR10+にも対応し、映像コンテンツの再現性も抜かりはない。
さらに、本ディスプレイは3,840HzのPWM調光に対応する。長時間使用時の目への負担軽減にも配慮された仕様だ。
実際、OPPOのハイエンド端末は発色の美しさに加え、視認時の疲労感が少ない点も特徴で、本機でもその傾向はしっかりと受け継がれている。










生体認証には画面内指紋認証を採用。方式は超音波式で、認証精度とセキュリティの両立を実現している。
実際にOPPO Find X9を約1週間使用したが、認証に失敗する場面は一度もなく、安定性の高さが印象に残った。


筆者はかつてスーパーマーケットでアルバイトをしていたが、決済時にロック解除にもたつき、会計に時間がかかるケースを何度も目にしてきた。
その点、OPPO Find X9のようにストレスなくロック解除できる体験は、日常利用において多くのユーザーにとって確実なメリットになるはずだ。
OPPO Find X9の性能をチェック
ハイエンドスマートフォンにおいて、SoCの処理性能は重要な評価軸のひとつだ。OPPO Find X9もその例に漏れない。
さらに本機は、前作の最上位モデルを上回るパフォーマンスを実現しており、世代交代の確かさを感じさせる仕上がりとなっている。


超高性能なチップセット
OPPO Find X9は、SoCにMediaTek Dimensity 9500を搭載。3nmプロセスで製造されており、ハイエンドスマホにふさわしい高効率・高性能を備える。
実際に、AnTuTu Benchmark(最新版 v11.0.8)や Geekbench 6 で計測した結果は以下の通りだ。




参考までに、昨年の最上位モデル「OPPO Find X8 Ultra」のベンチマークスコアも確認してみよう。
OPPO Find X8 Ultraも依然として高い完成度を誇る一台だが、今年のOPPO Find X9と比較すると、処理性能の面ではわずかに後れを取っているのが正直なところだ。それでも、スマートフォン市場全体で見ればトップクラスのパフォーマンスであることに変わりはない。さすがフラグシップモデルといえる。




高性能なチップセットによる処理能力に加え、120Hzの高リフレッシュレートディスプレイ、そしてOS「ColorOS 16」による滑らかなアニメーションが相まって、極めて快適な操作体験を提供してくれる。
OPPO Find X9のOSをチェック
滑らかさが魅力なOS体験
OPPO Find X9はColorOS 16を搭載。前世代より滑らかさが大幅に向上しており、アプリの起動や通知確認など、あらゆる操作がスムーズに行える。こうした快適さこそ、日常的に使う上での大きな魅力だ。


クイック設定は左右分割式で音量の調整もできる。


今回はショートカットボタン「Snap Key」を搭載。任意の機能を割り当てれば、ワンタッチでアクションを即起動でき、操作の効率が大幅に向上する。


割り当てられる機能は下記の通り。


近年はショートカットボタンを搭載する端末が増えており、決済アプリなど「すぐに呼び出したい機能」を割り当てたいユーザーにとって便利な存在となっている。


さらに、AI機能を設定すればワンアクションで高度な操作が可能になり、スマートフォンをよりスマートに使いこなせるだろう。
さらに、こうした最新トレンドをしっかり取り込みつつ、アプリ複製機能といった従来からの強みも健在だ。1台のスマートフォンでLINEを2つ運用できるなど、実用性の高さも引き続き魅力となっている。デュアルSIMの普及も相まってビジネスユースにも相性抜群だ。
OPPO Find X9のカメラをチェック
OPPO Find X9はトリプルカメラと新たにマルチスペクトルカメラを搭載。48ゾーンで色温度を検知し自然な色味を再現できる。


先代モデルと同様に、超広角・広角・3倍望遠の3眼カメラを搭載。この組み合わせは汎用性が高く、多くの撮影シーンをカバーできる、いわば理想的な構成だ。
自然な色味を再現できるカメラ
カメラアプリの倍率トグルは0.6倍/1倍/2倍/3倍/6倍を用意。撮影シーンに応じてスムーズに切り替えられる。
なお、シャッターボタンが赤くデザインされている点は、Hasselblad (ハッセルブラッド) とのコラボレーションモデルならではの特徴だ。


ハッセルブラッドの色味を再現する「マスターモード」を搭載。このモードに切り替えることで、鮮やかさを抑えつつ、光と影の微妙な表現まで楽しむことができる。


ここからは、昨年のフラグシップモデル「OPPO Find X8 Ultra」と、OPPO Find X9のカメラ画質を比較していこう。


風景(日中)
▼超広角レンズ




まずは日中撮影からチェックしていこう。Find X9の写りは全体的に自然志向で、過度な味付けを感じさせない色味が好印象だ。超広角レンズは15mm相当と、最近のスマートフォンとしては画角はやや控えめだが、そのぶん歪みは抑えられており、扱いやすさを重視した設計と言える。
▼広角レンズ(1倍)




広角レンズ(1倍)での比較では、Find X9は超広角に比べてやや彩度が高く、メリハリのある描写となる。ただし不自然さはなく、全体としてはナチュラルなトーンで安定した撮影が可能だ。一方で、青空の発色に関してはFind X8 Ultraのほうが実景に近く、よりリアルに感じられる仕上がりだった。
▼2倍ズーム




2倍ズームでは、両機種ともピクセルビニングを解除したリモザイク処理を採用しており、解像感は良好。細部までしっかり描写されており、日常使いとしては十分に実用的な2倍ズームと言える。色味の傾向を見ると、Find X9はやや濃いめで、コントラスト重視のチューニングが感じられた。
2倍ズームは人の視野角に近い画角となるため、見た目の印象に近い構図で撮影しやすく、風景写真では特に使い勝手がいい。被写体との距離感を自然に保てることから、スナップから旅先の景色まで幅広く活躍する倍率だ。
▼細部を拡大して見比べると、Find X9のほうがソフトウェア補正が強めにかかっており、エッジが強調された、くっきりとした描写となっているのが分かる。シャープさを重視する人には好印象だが、好みが分かれそうなポイントでもある。


より自然な写りという点では右のFind X8 Ultraに軍配が上がるだろう。過度な補正を感じさせない素直な描写で、全体のバランスも良く、こちらの仕上がりのほうが筆者の好みに近いと感じた。
▼3倍ズーム(光学3倍望遠レンズ)




両機種ともに3倍の光学望遠レンズを搭載しており、このクラスとしては安定した画質を確保している。Find X9は相変わらず空の青がやや濃く出る傾向にあるものの、解像感に関しては両者ともに良好で、細部までしっかり描写できている印象だ。
両者の画質そのものに大きな差はなく、遠くの被写体をクローズアップする用途に限れば、使い勝手はほぼ同等と言っていい。一方で、後述するようにFind X9は3倍望遠レンズの最短撮影距離が長く、テレマクロにも非対応だ。そのため撮影シーンの幅という観点では制約があり、総合的な使い勝手はやや物足りなく感じられた。
▼以下はFind X9が3.4倍、Find X8 Ultraが3.7倍で撮影したカット。




いずれもカメラアプリの「3倍」トグルをダブルタップすることで切り替えられるデジタルズームとなっている。描写傾向としては、Find X9はここでも色味がやや濃く、コントラストを強調した仕上がりが特徴的だ。
3倍よりもわずかに寄れる画角となるため、3倍では少し物足りないと感じる場面で重宝するのがこの倍率だ。両機種とも専用の最適化が施されており、デジタルズームながら画質が良好なのも魅力的。中途半端な倍率でズームするくらいなら、Find X9は3.4倍、Find X8 Ultraは3.7倍といった、用意された最適倍率で撮影したいところだ。
▼6倍ズーム




Find X9はデジタルズーム、Find X8 Ultraは光学6倍望遠レンズでの撮影となる。方式の違いはあるものの、いずれも解像感は十分で、画質面では大きな不満を感じさせない仕上がりだ。
Find X9の6倍ズームは、光学3倍望遠レンズに搭載された5,000万画素センサーのピクセルビニングを解除し、リモザイク処理を行うことで実現したデジタルズームだ。
そのため解像感自体は良好だが、細部まで追い込んで見ると、やはり光学6倍望遠レンズによる純粋な描写には一歩及ばない。それでも、スタンダードなハイエンドモデルとしては十分以上の望遠性能であり、このクラスの中ではライバル機を大きくリードしていると言えるだろう。
▼20倍




一気に倍率を上げて20倍ズームへ。Find X9は強めの画像補正によって、なんとか破綻を抑えた描写を保っているものの、色味はこれまで以上に濃く、処理感の強さが目立つ結果となった。
実用性はある程度確保されているが、仕上がりの自然さという点では限界を感じる倍率と言えるだろう。
最大ズーム倍率は120倍まで。
▼1倍 / その他








▼3倍 / その他




▼部分拡大


この画像に関しては若干ではあるがFind X9のほうがシャープネスは控えめで、全体的に柔らかい印象の描写となっている。




Find X9に搭載される3倍光学望遠レンズは最短撮影距離が長めで、花など被写体に寄った撮影ではピントが合いにくい場面がある。








一方で、近距離撮影を多用しないのであれば、Find X9でも望遠レンズならではの描写力は十分に実感できる。
▼10倍/ その他












補正処理がうまくハマったカットであれば、Find X9は10倍ズームでも実用的といえる画質を確保できる。
▼20倍/ その他












Find X9は建物など直線成分の多い被写体であれば、20倍ズームでも実用に耐える描写だ。一方で、植物や人物といった有機的で情報量の多い被写体では処理の粗さが目立ち、ディテールが失われて塗り絵のような印象になりやすい。
マスターモード
▼1倍












▼3倍












▼6倍




ハッセルブラッドと共同開発されたOPPO端末には、光と影の表現にこだわった「マスターモード」がカメラアプリに搭載されている。コントラストを抑えつつ階調豊かに描写することで、フィルムカメラを思わせる自然で柔らかな写りを楽しめるのが特徴だ。日常のスナップはもちろん、雰囲気を重視した撮影にも相性の良いモードと言える。インカメラを除くすべてのレンズを使用することができる。
風景(低照度)
▼1倍




日が沈むと色味の差がより大きくなる。全体的な傾向としてやはりFind X9は黄色やオレンジ色が強調される。
▼3倍




解像感に大きな違いはなく、両者共に実用的な画質を提供してくれる。
▼6倍












▼拡大


Find X9はデジタルズームながらも解像感は意外と高く、条件が整えば実用に耐える画質を見せてくれる。一方、Find X8 Ultraに搭載される6倍光学望遠レンズは低照度環境をやや苦手としており、撮影シーンによっては3倍望遠レンズをベースにしたデジタルズームのほうが、結果的に良好な描写になるケースもあった。ズーム倍率だけでなく、撮影環境に応じた使い分けが重要だと感じさせられる。
風景(夜景)
▼超広角レンズ








▼広角レンズ(1倍)








ホワイトバランスの違いが目立つ。Find X9は暖色寄りであり筆者の好みは寒色系のFind X8 Ultraである。
▼広角レンズ(1倍)/超低照度




街灯もないような、かなりの低照度環境で撮影してみたが、両機種とも想像以上に明るく、かつ鮮明な描写を実現していた。暗所性能の高さがしっかり感じられ、ナイトシーンでも安心してシャッターを切れる仕上がりだ。
▼拡大


拡大して見比べると差はわずかではあるものの、Find X8 Ultraのほうが背後の建物のディテールをより的確に捉えていることが分かる。加えて、色味の発色もFind X8 Ultraのほうがやや良く、全体として好印象な仕上がりだ。
▼2倍




夜景の2倍ズームでは、Find X9はやや解像感が低く、ディテールの甘さが気になる。












日中撮影では、Find X9の2倍ズームも十分に実用的な解像感を維持しており、軽いズーム用途であれば不満は少ない。一方で、夜景撮影になるとセンサー特性や画像処理エンジンの限界が表面化するのか、画質の低下が目立つ結果となった。ディテールの甘さやノイズ感が気になる場面もあり、夜景における2倍ズームの描写は、実際に使っていてやや惜しさを感じたポイントだ。
▼3倍








夜景での3倍ズームをチェック。Find X9も光学望遠レンズを使う3倍であれば、暗所でも十分に実用的な画質を確保できている。低照度シーンでは、デジタル処理に頼る2倍よりも、望遠レンズを活かせる3倍で撮影したほうが安定した結果を得やすいと感じた。




フレアやゴーストの発生は両機種ともやや多めで、逆光や強い光源が入るシーンでは注意が必要だ。なかでもFind X9は影響が出やすく、気になる場面があった。また、信号機など点光源の白飛びも目立ち、夜景撮影時の課題として挙げられる。
▼3倍








Find X9はコントラスト高めで引き締まった夜の印象を表現した。暗部の階調こそ若干見劣りするが、好みの差だとも言える。
▼6倍




















Find X9の夜景撮影全体を見ると、日中のような高い解像感を感じられるカットは多くない印象だ。とくに2倍以上のズームでは、日中撮影ではFind X8 Ultraと遜色ない描写を見せる場面もあり驚かされたが、夜景ではハードウェアの差が比較的はっきりと表れる。夜景撮影を重視するユーザーにとっては、やや物足りなさを感じる可能性があるだろう。


もっとも、スマートフォンの画面上で鑑賞する分にはトップクラスの仕上がりであり、致命的な不満を覚えることはまずないと言っていい。
▼10倍




▼20倍








食事
▼2倍








ワンタップでサクッと撮影可能な2倍は屋内の撮影でも実用的な画質だった。
▼3倍




3倍で撮影。フードのように奥行きのある被写体は、望遠カメラで撮影するのがおすすめだ。影が入りにくく、パースの歪みも抑えられるため、より自然で見栄えの良い写真に仕上げやすい。
▼拡大


拡大して確認すると、Find X9はやや黄色味が強く出ているのが分かる。一方で、実物に近い色再現という点ではFind X8 Ultraのほうが自然で、より忠実な描写に感じられた。
▼3倍




テレマクロ非対応であるため、近寄って食べ物の美味しさを伝えることはできない。
▼3倍




OPPO Find X9で撮影したフード写真をチェックすると、全体的に黄色がやや強調される傾向が見て取れる。料理の温かみやライブ感を強める方向性とも言えるが、色味の正確さを重視するユーザーにとっては気になるポイントかもしれない。
特に白い皿や淡色の食材では、環境光以上にウォームトーンが乗る印象。SNS映えを狙うならプラスに働く一方、自然な色再現を求める層とは評価が分かれそうだ。
なお、シーン認識やホワイトバランス設定の調整で印象は変えられるため、撮影スタイルに合わせたチューニングが前提となるだろう。
写真の総評


OPPO Find X9を昨年の最上位モデルと比較してみたが、解像感は互角以上で、現行フラッグシップとして十分に通用する仕上がりだ。
全体的には自然な色味のカットが多いものの、シーンによっては黄色や青がやや強めに出る場面も見受けられた。
このあたりはセンサーサイズの制約や、チップセットごとの画像処理思想の違いが影響しているのだろう。


とはいえ、ハッセルブラッドらしいシックなトーンを楽しめる「マスターモード」も健在で、撮影表現の幅をしっかりと広げてくれるのは大きな魅力だ。
筆者の評価として、Find X9単体で見れば完成度は非常に高く大きな不満はないが、色再現の安定感や望遠カメラの扱いやすさという点では、先代のUltraに一歩譲る印象だ。カメラに妥協を一切したくない人にはあと一歩といったところだろうか。
OPPO Find X9のバッテリーをチェック


驚くべきことに、OPPO Find X9はコンパクトなボディに7,025mAhの大容量バッテリーを搭載している。
3年前から採用が始まったシリコンカーボンバッテリー技術も進化を遂げ、超大容量をスマートな筐体に収めることに成功した。まさに革命的な設計だ。
肝心のバッテリー持ちも圧倒的。実際にGoogle ChromeでWordPressにこの記事を書きながら1時間ほど使用したが、消費はわずか3%。一日は余裕で持ち、条件次第では2日間の使用も見込めるレベルだ。


また、Find X9を屋外でカメラ撮影を中心に使い込んでみたが、約3時間連続で使用してもバッテリー残量は85%をキープしていた。カメラを多用するシーンでも消費は穏やかで、電池持ちの良さは想像以上だ。
このスタミナ性能であれば、観光地を巡りながら撮影を続けるような旅行シーンでも、モバイルバッテリーを気にせず安心して使えるだろう。
さらにOPPO Find X9は、最大80Wの有線充電と50Wのワイヤレス充電に対応。ただし、いずれも専用充電器が必要で有線充電器は同梱される。なお、一般的なUSB PDやPPS充電でも実用的な速さがある。
一方で、USB規格は2.0のためデータ転送速度は控えめ。また、ディスプレイ出力には非対応のため、モニターに接続して大画面でのプレゼンテーションや作業を行うことはできない。


OPPO Find X9は、ここまで充実した機能を備えていながら、外部ディスプレイへの映像出力に対応していない点は惜しいところだ。
近年では、スマートグラスなどへ映像出力が可能なハイエンドスマートフォンも登場している。なお、同じくUSB 2.0を採用するiPhoneの無印モデルは映像出力に対応しており、この点は比較すると気になる部分でもある。
もっとも、この仕様をどう捉えるかは、ユーザーの使い方次第と言えるだろう。
OPPO Find X9は全部入り
ご覧の通り、OPPO Find X9は洗練されたデザイン、美しいディスプレイ、高性能な処理能力、そして優れたカメラを兼ね備えた、まさにハイエンドスマートフォンと呼ぶにふさわしいモデルだ。


待望のFeliCa対応により、OPPO Find X9は交通系ICカードはもちろん、各種タッチ決済にも対応。日常の支払いを1台で完結できる利便性を備えている。


高画質なカメラ性能に加え、ゲームも快適に楽しめるハイエンドスマートフォンでありながら、実用性や機能性にも妥協したくない――そんな“欲張り”なユーザーにこそ最適な1台だ。筆者自身も実際に使用してみて、その完成度の高さには素直に感心させられた。
予算が許すのであれば、ぜひ購入を検討したいモデルである。
OPPO Find X9のまとめ


全部入りのフラッグシップスマートフォン「OPPO Find X9」をチェックしてきた。実機に触れて感じた筆者の総評は、以下のとおりだ。
- シンプルで上質な新しいデザイン
- 4辺全て1.15mm極狭ベゼルで美しい
- ショートカットボタン「Snap Key」搭載
- 直射日光下でも見やすい高輝度ディスプレイ
- リフレッシュレート最大120Hz対応!なめらか表示体験を楽しめる
- 超高性能Dimensity 9500搭載!重いゲームをはじめあらゆる動作が快適
- 圧倒的な滑らかさ/ColorOS 16が快適
- 発熱や電池劣化を抑える「バイパス給電」にも対応
- 3倍望遠レンズ含むトリプルカメラ構成
- 撮影が楽しい「マスタードモード」搭載
- 4K/60fps撮影でもレンズ切り替え可能
- 超大容量バッテリー搭載/信頼できるバッテリー持ち
- 最大80W急速充電&最大50Wワイヤレス充電に対応
- 80W急速充電できる専用充電器が付属
- ステレオスピーカー搭載!ゲームや動画鑑賞にも最適
- 超音波式画面内指紋認証を採用!失敗しにくい&センサー位置も完璧
- おサイフケータイに対応!Suicaなどの交通系も利用OK
- IP69+IP68防水防塵&耐衝撃に対応!安心仕様を網羅している
- 国内版はOS最低3回/セキュリティ最低4年アプデ保証
- 触覚フィードバックが優れている
- ややずっしりと感じる重量
- 好み分かれるデザイン(先代モデルのサークル型カメラが好きな人もいる)
- 現時点ではAirdropに完全対応はしていない
- 写真の色味(特に黄色)に違和感がある
- 強い光などがあるとフレアが出やすい
- 望遠レンズの最短撮影距離が長い(テレマクロ非対応)
- イヤホンジャックやmicroSDカードには非対応
- USB2.0であるため有線でのデータ転送にやや不満
- Display Portに非対応!モニターやARグラスなどに出力できない
- aptX Adaptiveには非対応
文、写真 あおと
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