『Google Pixel 9 Pro XL』自腹で本音レビュー!-けっこういいけど残念な点も多い-

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Google Pixel 9 Pro XLを自腹で購入してメイン端末として使用したので、早速レビューをする。

目次

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  • Google Tenosr G4 搭載で日常使いサクサク
  • メモリ16GB搭載
  • 約6.8インチ有機ELディスプレイ
  • 最大輝度3000nitで直射日光下でも見やすい
  • 5,000mAh大容量バッテリー搭載
  • トリプルカメラ(標準+超広角+5倍望遠)
  • ステレオスピーカー搭載
  • IP68 防塵防水とモバイルSuica(Felica)対応!日本でもばっちり
  • Google AIをふんだんに搭載!未来的!
  • 7年間のサポート!シンプルなOS搭載!

  • 指紋認証
  • 顔認証
  • ディスプレイ
  • カメラ
  • インカメラの画角
  • スピーカー
  • 付加価値 防水とFeliCaモバイルSuica
  • AI機能
  • ビルドクオリティ
  • 発熱しにくくなった

指紋認証が爆速!

Google Pixel 9 Pro XLは、超音波式の指紋認証を採用。Galaxy Sと同じもので、精度も速度も良好だ。Pixel 6から8で採用されていたものに比べ、水濡れに強くなったという。また、認証部分が光らないため、暗い環境でも眩しくないのが嬉しいポイント。

顔認証が優秀

Google Pixel 9 Pro XLの顔認証はインカメラを用いた画像による認証。しかし、前作8 Proと同様にセキュリティが高められたもので、精度とスピードが非常に速い。

ディスプレイ

SAMSUNGの最もランクの高いものと言われているだけあって、画面の綺麗さは極上。今のスマホは画面が綺麗なスマホが多いが、中でも綺麗と感じるディスプレイだと言える。リフレッシュレートは120Hzで画面輝度も3000nitsあって直射日光下での視認性も抜群である。※明るさ自動調整があまり正確ではないかも。自動だと少し暗いと感じるときがあります。

ノイズやちらつきもなく、目も疲れにくいのも嬉しい。

カメラ性能が良い

後述。

インカメラの画角が広い

Pixel 9 Pro XLのインカメラは、超広角カメラ並みに画角が広い。 17mm(103度)なので、グループ撮影も簡単に行える。

ステレオスピーカーが良い

Google Pixel 9 Pro XLはステレオスピーカーを搭載。最高峰のものではないが、十分音は良い。

付加価値が充実!防水とフェリカ!

防水IP68とFeliCa(モバイルSuica)に対応なので、日本国内でも快適に使える。Pixelだからケースが豊富なのもAndroidスマホとしては嬉しい点。

AI機能を搭載

Google AIを搭載。私は基本使わないが、Googleフォトの『ズーム画質向上』は気に入っている。レコーダーアプリの文字起こしも使うことはある。

▼Googleフォト「ズーム画質向上」右側が後。画質が良くなっているのがわかる。ちなみに人間はきれいに補正されない。

ズーム画質向上の使い方

ビルドクオリティが改善

握ったときの剛性感が高まっている。

発熱しにくくなった

ベイパーチャンバーを採用し、チップの性能も控えめにすることで発熱は気にならなくなった。確かにほんのり温かい感じはあるが人肌を超えることはかなり減った。

  • 指紋認証 保護ガラスとの相性
  • OS
  • 充電速度
  • ボタンの配置
  • モバイルデータが途切れやすい(気がする?)
  • バッテリーライフ
  • デザイン性
  • 望遠カメラの最短撮影距離が長い

指紋認証 保護ガラスとの相性

特に超音波式指紋認証は、保護ガラスとの相性が悪い。指紋認証に対応したものを買いたい。Spigen製が良いらしい。私は楽天市場で売られていたガラスフィルムを使っているが問題なく指紋認証できる。

OS

シンプルすぎてもう少し機能が欲しいが、操作感は非常にスムーズだし、基本的に不満はなし。7年間のOSアップデートも約束されている。

充電速度

まずまずの速さ。遅くはないが、もう少し早くして欲しい。以前のモデルと比べると早くはなったと感じる。

バッテリーライフ

期待しているとあまり持たないと感じるはず。日帰り旅行だと途中で電池切れを起こすのでモバイルバッテリーは持っていきたい。半日学校や職場に持っていくような使い方であればふつうに持つ。

ボタンの配置

多くのAndroid端末とは異なり、電源ボタンが上。慣れるまで押し間違いを連発する。

モバイルデータが途切れやすい(気がする?)

使用していて5Gがなんども途切れていた。ドコモ回線が悪いのか、Pixelの問題なのかはわからないが、同じSIMを他の端末にさして使うと問題ないので、Pixelの問題だと感じる。

デザイン性

好みが完全にわかれる。

望遠カメラの最短撮影距離が長い

最近の値段の高いスマホの望遠カメラは、ピントが合う距離が短く、遠くを撮るためだけでなく、近くのものを大きく撮るという使い方ができる。※Xiaomi 14 Ultraなど

Pixel 9 Pro XLはそのような使い方はできず、ただ遠くを綺麗に撮るためについてるだけ。勿体無い。

  • 処理能力
  • リセールバリュー

処理能力「Tensor G4」が物足りない

Gmailの検索欄からメールを探すのが遅い。のように、たまに遅さを感じるが基本的には問題はなし。

4K30fps5分の動画の保存にかかった時間は下記。

Pixel 9 Pro XL3分17秒
OnePlus 121分30秒
vivo X100 Ultra1分8秒

リセールバリュー

非常に悪い。定価17.8万円ではあるが、一部サイトによっては、一週間も経たずして6万円近く値下がりした。あまりにも価値の下落が激しい。逆に言えば、値下がりした後に買えばコスパはなかなかいい。

 Pixelの魅力の一つがカメラ性能の高さ。スペックは下記。

カメラ(倍率)センサーレンズ手ぶれ補正
広角(1倍)50 MP,1/1.31″, 1.2µm, dual pixel PDAFf/1.7, 25mmOIS EIS
超広角48 MP, 1/2.55″, dual pixel PDAF,f/1.7, 123˚ 11.5mmEIS
望遠(5倍)48 MP, 1/2.55″, dual pixel PDAFf/2.8, 113mm
5倍 光学ズーム
OIS
インカメラ42 MP,PDAF f/2.2, 17mmEIS

スマホのカメラについて詳しい解説は下記。

ここからは、実際のカメラ画質を確認する。比較対象はスマホの中で世界一カメラが綺麗な「vivo X100 Ultra」。写真は全て左(←)がPixelで右(→)がvivoだ。

1倍

綺麗。文句なし。※Pixelが左

超広角

画角がとても広く、迫力のある写真が撮れる。綺麗。

10倍

2倍から9倍にかけてはあまりにも綺麗すぎるのでパス。10倍でも十分綺麗。

ただ少し色褪せてみえる気がする。

1倍

夕方の暗くなり始めた時間に撮影。少しのっぺりしていて立体感が物足りなく感じる。スマホカメラとしてはOK。

夜景。綺麗。

最強カメラスマホに肉薄している。Pixelはやっぱりすごい。

明るさを下げて撮るため、白飛びにも強い。この写真は最強カメラスマホを上回った。

2倍

クロップズーム(リモザイク)をするので、画質は良好。色は最強カメラのほうが鮮やかで印象がいい。

5倍

Pixelは光学ズームだ。画質は十分綺麗で実用的。

10倍

夜景の10倍も申し分ない。ただし、最強カメラスマホに一歩リードを許した。信号も白飛びしているし、解像感も少し悪い。

超広角

画角が広くて好印象な超広角カメラは夜景でも十分な画質がある。

動画

8K 撮影30fps ※動画ブーストにより擬似的に可能
4K 撮影24/30/60fps
1080p 撮影24/30/60
スローモーション撮影120fps/240fps
背景ぼかし動画24fps/30fps

10-bit HDR撮影が可能。手ぶれ補正も効いていて色も綺麗。

処理能力を除けば、非常に完成度の高いスマホだと感じた。カメラ、ディスプレイ、OSのサポート期間の長さ、さらに防水やモバイルSuica対応など、欲しい機能は一通り揃っている。やはり処理能力の低さだけは擁護のしようがない。

Pixel 9 Pro XLGalaxy S24 Ultra
ディスプレイ6.8 インチ 有機EL 120Hz, 2000 nits (HBM), 3000 nits (ピーク輝度)6.8 インチ有機EL 120Hz, 2600 nits (ピーク輝度)
解像度1344 x 2992 比率 20:9  最大486 ppi11440 x 3120 比率 19.5:9 最大 505
チップGoogle Tensor G4 (4 nm)Snapdragon 8 Gen 3
ストレージ – メモリ128GB 256GB 512GB 1TB16GB256GB-12GB 512GB-12GB 1TB-12GB
ストレージUFS 3.1UFS 4.0
バッテリー5060 mAh
37W 有線, PD3.0, PPS, 70%まで最速30 分23W 無線(Qi/ Pixel Stand)
12W 給電
5000
45W 有線, PD3.0 65%まで最速30 分 15W 無線 (Qi/PMA) 4.5W 給電
生体認証指紋超音波/顔指紋超音波/顔
スピーカーステレオステレオ
サイズ162.8 x 76.6 x 8.5 mm162.5 x 75.8 x 8.9
重量221 g232 / 233
カメラトリプルクアッド
Wi-FiWi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/6e/7, tri-bandWi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/6e/7, tri-band, Wi-Fi Direct
Bluetooth5.3, A2DP, LE, aptX HD5.3, A2DP, LE
OSAndroid 14 7年間のアプデAndroid 14, One UI 6.1.1 7年間のアプデ
SIMデュアルSIM (Nano-SIM + eSIM) デュアルSIM (Nano-SIM + eSIM) – 日本版
FeliCa モバイルSuicaありあり – 日本版
防水IP68IP68
価格(税込)177,900 円189,700

*この記載の内容は、記事投稿・更新日時点のものです。詳細や最新情報については、必ず各公式ページをご確認ください。

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この記事を書いた人

現役大学生。スマホとカラオケが好き。りんご通信の中では最も健全でまじめキャラ。

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