はいどーも、そーすけ(@sosuke_0311)です!
11月も終わって、季節はすっかり12月!2024年もいよいよ終わりに近付いてますね。今年はそーすけを取り巻く環境が大きく変わった年でもあったなということで、早速今回の記事についてです笑
今回は、夏にたま(@vivooroku)と共にお邪魔させて頂いた『FCNT合同会社様』から『らくらくスマートフォン』の最新モデルをお貸出し頂きましたので、具体的な違いなどをレビューしていきたいと思います!
では、よろしくお願い致します。(懲りない男そーすけ。)
いつか消されるよそーすけ、、、
前回のおさらい!
今回はなんと『2モデル』
では早速本編に。
前回の『arrows We2シリーズ』発表の際に、FCNT合同会社の外谷様から「らくらくスマートフォンの新型モデルを開発中」と発表会の中で説明されてましたが、例年であれば『ドコモ専売』のみ用意されるんだろうなと、発表会を聞いてたそーすけは思ってたんですよね。
ですが今回、予想をいい意味で裏切り『ワイモバイル』並びに『SIMフリー版』が発表され、より幅広いユーザーに向けて提供されることとなりました。これには素直に驚かされましたね、笑
ワイモバイルにおける『シニア向けスマホ』については同じ国内メーカーの京セラが担当してましたが、2025年に一部製品を除いて『事業撤退』が決定してるので、実質的な『後継機』を担う形になります。
改めて『FCNT合同会社』について
夏にレビューした『arrows We2 Plus』の際にも軽く触れましたが改めて。
『FCNT合同会社』は国産ブランドとして名高い『arrowsシリーズ』を開発してた大手総合電機メーカー『富士通』がモバイル部門として分社化し、『FCNT株式会社』としてスマホの開発などを行ってきましたが、2023年に経営破綻後の現在は『レノボ』の傘下企業として再出発を果たしました。
外観をそれぞれ見ていく
今回は『端末のみ』お貸出頂いたので、いつもの『パッケージ紹介』は省きます!
では早速両機種を並べてみましょう!
外観はこんな感じ
ドコモで発売予定の『らくらくスマートフォン(F-53E)※以下ドコモ版』はこれまで発売されてたモデル同様、丸みを帯びたフォルムに、新たに登場した『らくらくスマートフォンa(A401FC)※以下ワイモバイル版』は縦長になってます。
まずは『本体表面』からみていきましょう!
本体表面にはどちらも『ホームボタン』が用意されてますが、ドコモ版のみ指紋認証と一体型となってます。また、ディスプレイについてもドコモ版は『上下にベゼル』が設けられてるのに対し、ワイモバイル版は『水滴型ノッチ』が採用されてます。
では続けて『本体裏面』をみていきましょう!
『本体裏面』にはそれぞれ『アウトカメラ』と『arrows We2 Plus』で“世界初搭載”された『自律神経測定センサー』が搭載されてます。
測定用センサーについてはドコモ版は『本体中央部』、ワイモバイル版は『カメラ下部』にそれぞれ内蔵されてます。
『カメラ周り』や『ボタン配置』など
『スペック紹介』でも触れますが、カメラについては両者共通ではなく、ドコモ版は『デュアルカメラ』、ワイモバイル版は『シングルカメラ』と差別化されてます。
『ボタン配置』については、ディスプレイを正面として『右側』に、ドコモ版がSIMトレーとカメラボタン、ワイモバイル版は指紋認証内蔵の電源ボタンと音量ボタンが用意されてます。
では『左側』をみていきましょう!
ドコモ版は電源ボタンと音量ボタンが、ワイモバイル版はSIMトレーとマイクボタンが用意されてます。
これ、左右が逆転してるのでボタン操作慣れてないとまじで押し間違えそうですよね、、、笑
スペックについて
それでは次にそれぞれの『スペック』について紹介!
2モデルとも『本体サイズ』以外にも大きな違いがあるので早速解説していきましょう!
らくらくスマートフォン比較 | ||
---|---|---|
機種名 | らくらくスマートフォン(F-53E) | らくらくスマートフォンa |
製品画像 | ||
販売キャリア | NTTドコモ | ワイモバイル |
サイズ/重量 | 151×71×9.3mm/172g (外部ストレージ:最大1.5TB) | 162×73×9.0mm/185g (外部ストレージ:最大1TB) |
SoC | Snapdragon™ 6 Gen3 オクタコア(2.4GHz+1.8GHz) | MediaTek Dimensity 7025 オクタコア(2.5GHz+2.0GHz) |
メモリ/ストレージ | 4GB/128GB | 4GB/64GB |
バッテリー | 4000mAh | 4500mAh |
搭載OS | Android 14 | |
ディスプレイ | 約5.4インチ FHD+/1,080×2,160 有機EL リフレッシュレート:最大60Hz | 約6.1インチ HD+/720×1,560 TFT液晶 リフレッシュレート:最大60Hz |
カラー | ピンク ゴールド ネイビー | マゼンタ ゴールド ディープブルー |
防水/防塵 | 防水:IPX5/IPX8 / 防塵:IP6X | |
アウトカメラ | 広角:約5030万画素 1/1.95インチセンサー F値:1.79 超広角:約800万画素 1/4.0インチセンサー F値:2.2 | 広角:約5010万画素 1/2.76インチセンサー F値:1.8 |
インカメラ | 約1610万画素 1/3.1インチセンサー F値:2.45 | 約800万画素 1/4.0インチ F値:2.0 |
生体認証 | 顔認証 ホームボタン一体型指紋認証 | 顔認証 電源キー一体型指紋認証 |
オーディオ | ステレオスピーカー ※ハイレゾ対応 3.5mmイヤホンジャック | モノラルスピーカー ※ハイレゾ対応 3.5mmイヤホンジャック |
おサイフケータイ | 対応 | |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac (Wi-Fi 5対応) | |
BlueTooth | 5.1対応 | 5.2対応 |
対応周波数 | 5G:n1 / n28 / n77※ / n78 / n79 ※ドコモでは利用不可 LTE(国内):B1 / B3 / B8※ / B18※ / B19 / B28 / B41※ / B42 ※ドコモでは利用不可 LTE(国外):B1 / B3 / B5 / B8 / B12 / B28 / B39 / B41 / B42 3G(国内):- 3G(国外):B1 / B5 GSM:850 / 900 / 1,800 / 1,900MHz | 5G:n3 / n28 / n77 / n78 LTE(国内):B1 / B3 / B8 / B18 / B19 / B41 / B42 LTE(国外):B1 / B2 / B3 / B4 / B8 / B12 / B18 / B19 / B28 / B41 / B42 3G(国内):- 3G(国外):B1 / B2 / B4 / B8 GSM:850 / 900 / 1,800 / 1,900MHz |
USB規格 | タイプC(USB 3.1) | タイプC(USB 2.0) |
SIMサイズ | nano SIM/eSIM | |
発売時期 | 2025年1月 | 2024年11月7日 |
価格 | 約6万円前後 | 31,680円 |
簡単にですが、両機種のスペックをまとめてみました!
大きく異なる『SoC』や『スピーカー』
まずは『SoC』ですが、ドコモ版とワイモバイル版で大きく異なります。
ドコモ版はQualcomm製のミドル向けSoC『Snapdragon™ 6 Gen3』を、ワイモバイル版は既存製品arrows We2と同じく、MediaTek製のローエンド向けSoC『Dimensity 7025』を搭載してます!
『スピーカー』についてもドコモ版は『ステレオ』、ワイモバイル版は『モノラル』と差別化されてますね。
お揃いの『メモリ』ストレージは『変化』
『本体メモリ』についてはどちらも『4GB』と共通ですが、『ストレージ』についてはドコモ版が『128GB』、ワイモバイル版は『64GB』と差別化されてます。
どちらも『外部メモリ(SDカード)』に対応してるので、ガラケーからの切替や単純なデータ不足についてはカバーできそうですね!
対応してる『外部メモリ容量』にも差があり、ドコモ版は最大1.5TBまで、ワイモバイル版は最大1TBまでとなります。
大画面 or 高解像度?『ディスプレイ』
『ディスプレイ』についてはサイズや解像度が両者異なっており、ドコモ版に関しては『5.4インチ/フルHD+ディスプレイ』を、ワイモバイル版については『6.1インチ/HD+ディスプレイ』をそれぞれ採用してます。
『画面サイズ』に関してはワイモバイル版に軍配が上がりますが、『高精細さ』はドコモ版に軍配が上がります。
シニア層のユーザーに関しては、正直『気にしない』という方も多そうですが、解像度が高いほど拡大した際に『文字』や『写真』などが潰れずに表示できるので、ニュースやYouTubeなどを楽しむ際には決め手にしやすいですね!
『最大輝度(ニト)』に関しては特に記載はありませんでしたが、視認性チェックについては『最大』にした状態でチェックしてます!
そーすけの目だと、最大輝度でも反射が気になり、外では少し見にくく感じてしまいましたね、
選べる『ホーム画面』と『キーボード』
『ホーム画面』については、CMなどでも見かける事が多い『縦画面式』と、その影に隠れる形で『スマホかんたんホーム』が用意されてました。
今回発売されるらくらくスマートフォンは、これまで用意されていた『スマホかんたんホーム』を『シンプルモード』に名称を変更し、従来の『縦画面式』ホームとの切替が以前のモデルと比べ、より容易になりました!
これにより、シャープや京セラを始めとした『他社シニア向けスマホ』以外にも、一般的なスマホからの切替で戸惑う事が少なくなったなと感じました!
これ、売り手側のそーすけや実際に購入してから操作を教えるであろう『ご家族様』の目線から見ても、操作方法を聞かれた際に説明しやすくなったり、シニア向けスマホ以外からの買い換えの際にも、『売りの1つ』として伝えやすいので、個人的にはポイント高いですね笑
また『キーボード』についてもこれまでのシリーズにも搭載されている『ケータイ入力』や『らくらく2タッチ入力』のほか、通常のスマホに近い形の『らくらくフリック入力』が選べ、キーボードの『機能』→『設定』→『入力方式の選択』から自由に変更出来ます!
世界初搭載となった 『自律神経測定機能』
夏にそーすけがレビューした『arrows We2 Plus』には世界初搭載となる『自律神経測定機能』がらくらくスマートフォンシリーズにも搭載されてます!
プリインアプリ『ララしあコネクト』から測定が可能で、最初に年齢や性別、身長体重などを入力すれば準備はOK。『自律神経パワー』→『測定する』をタップして約2分ほど待ちます。
測定中は会話を控え、じっとイスに座って待ちます笑
測定が完了すると、お知らせ音とともに『測定結果』と『アドバイス』がされます!そーすけが測定した結果は20歳以下!
やったぜ笑
シニア層の健康管理目的で『歩数計』が搭載されてるシニア向けスマホは多いですが、『自律神経測定機能』は、他にはないFCNTの『目玉機能』ですね!
実際に夏の発表会でたまがテスト測定してるショート動画もあるので、こちらもぜひチェックしてみてください!!
ベンチマークについて
続いて『ベンチマークスコア』についても解説!
今回もいつも通り『AnTuTuベンチマーク』を使ってそれぞれ測っていこうと思います!
まずはドコモ版から。結果は『60万点』と現行のミドル端末とほぼ同等のスコアですね。これだけ点数が出てれば日常で困る事はまずないでしょうし、なんなら軽量な3Dゲーム程度であれば不満なく遊べそうですね!お孫さんと遊んだりしてもいいかも。
では次にワイモバイル版を見ていきましょう!
結果は『43万点』と、ドコモ版とは『約15万点ほど』差がありますね。
実際の利用者層はシニア層になるとは思うので、基本的なLINEやウェブ検索、YouTubeや2Dゲームといった軽処理程度であれば困る事はありませんが、3Dゲームを始めとした高負荷の掛かるゲームには正直向きません。
作例紹介
ではここで『作例紹介』!
今回は2機種それぞれで撮影した写真を並べて、『色合い』や『実際の写り』などを比較していきたいと思います!※今回お借りしたらくらくスマートフォン(F-53E)につきましては商用前のテスト機のため、本来のパフォーマンスと比較して大きく異なる場合があります。AIシーン利用時にカメラが正常に動作しない事があり、本来予定していた『超広角』の作例については無しとさせて頂きます。
広角(左側:ドコモ版/右側:ワイモバイル版)
まずはそれぞれ『広角』で撮影した写真を見ていきましょう!
『スペック』でも触れた通り、SoCやカメラセンサーの大きさに差がある事もあって、色表現はドコモ版の方が自然に撮影出来てますね!
ただ、ワイモバイル版が劣ってるなんて言う事は無く、解像感溢れる写真が撮影出来ます。
そーすけ的に撮り比べて気になったのは、ドコモ版の方が『超広角カメラ』を搭載してる事もあってなのか画角が広く、ワイモバイル版は画角が狭いなと感じました。
なので、ワイモバイル版においては同じ被写体を同じ場所から撮影しても、被写体全てを捉えきれない事があり、物理的に多少下がる必要があります。
色表現にも違いがあり、ドコモ版は割と暖色寄りに、ワイモバイル版は全体的に白っぽさが目立ちます。
夜景撮影(左側:ドコモ版/右側:ワイモバイル版)
お次は『夜景撮影』ですね!
『広角』同様、ドコモ版は暖色に寄せてるのか色合いが若干黄色めに、ワイモバイル版は白っぽい写りになります。これは好みが分かれそうですね。
シニア向けスマホってあくまでもそーすけの個人的な意見なんですが、カメラ面にそこまで力を入れないメーカーが多いなと感じる事があったんですけど、これだけノイズも少なく、解像感ある夜景が撮影できるのは写真を撮ることを楽しみにしてるシニアの方には刺さりそうですね。
ただ過信は禁物で、下にある夜景はワイモバイル版で撮影した写真なんですけど、看板が今にも爆発寸前ってほど白飛びしてます笑
ズーム性能(左側:ドコモ版/右側:ワイモバイル版)
『ズーム性能』についても見ていきましょう!
どちらもデジタルズームで『最大8倍』までズームできます!
実際に撮影した作例をみていくと、ドコモ版は意外にも鮮明に撮影できてて『見れる写真』に。
対するワイモバイル版はデジタル補正が強く、ディテールも潰れ気味ですが、定価3万円台のシニア向けスマホと考えたらだいぶ健闘してるなと感じました。
どちらも『デジタルズーム』なので、夜景と同じく過信はできませんがいま流行りの『高級カメラスマホ』ってわけでもないので間違いなく『必要十分』だと思います笑
#飯テロ通信(左側:ドコモ版/右側:ワイモバイル版)
最後は『#飯テロ通信』!
ライティングの関係もあるんでしょうが、どちらも美味しそうに見えますね、
ドコモ版については色艶や自然さはしっかり表現できてますが、上から5番目のご飯や6番目の天ぷらの表現がどことなく青みがかって見えます。ライティングの関係なのか、全部が全部暖色系に寄せてるわけではなさそう?※開発アップデート中端末なので改善される可能性もあります。
ワイモバイル版については色合いが濃いめで、引きで見ると美味しそうに見えます。ですが、実際に1枚の写真として見るとデジタル補正が強く、撮って出しだと「補正強っ」って感じます。人に見せる時は編集したほうが良さげかな〜と感じましたね、
そーすけ的まとめ!
ということで、ここまでだいぶボリュームたっぷりになってしまったので、『そーすけ的まとめ』についてはサラッと書いて締めようと思います!笑
そーすけ的『よかった点』
- 幅広く求めやすい『販路』
- 2つから選びやすい『ホーム画面』
- シニアにも安心な『耐久性』
- 健康面もサポート『自律神経測定機能』
- 手軽できれいな『カメラ』
そーすけ的『もう一方な点』
- 頑張って欲しかった『解像度』
- なんでチグハグ?『Bluetooth』
- 慣れてる人は使いにくい『キーボード』
- 逆転しやすい『物理ボタン』
あとがき
いかがでしたか?
今回は『FCNT合同会社様』から頂いた【企業案件】ということで、ほんとは別々に機種のレビューをしようかなとも思ったんですが、よくよく考えるとそーすけって『比較レビュー』をこれまでした事がなかったんですよね、
なので今回は、普段から『比較レビュー』をよく書いてくれてるあおとくん(@aoto_sumaho)を丸パクリ!ではなくて、『リスペクト』した結果、思った以上のボリュームに仕上がってしまいました笑
そうそう、最近あおとくんを見習って視認度チェックを記事中に入れてるんですが『友情出演』ということで、しれっとめゆさん(@memekkyu17)ときゅうりくんに出演してもらいました笑
今回の『らくらくスマートフォン』自体は『ガジェット界隈』の人たちが選ぶ事ってほぼないとは思うんですが、この記事を読んでくれたご自身の『おじいちゃん』『おばあちゃん』や、普段から販売や操作などで困ってる『同業者』のみなさんに少しでも役立った!って思ってもらえたら嬉しいですね!
ということで今回はここまで!
改めて、今回案件をくださった『FCNT合同会社様』にこの場を借りてお礼を申し上げます!
そーすけでした!!
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