今回は、2025年10月に購入した最新のiPhone「iPhone 17 Pro」と「iPhone Air」を実際に同時使用してきた筆者の視点から、両モデルの違いを整理しつつ、「1台だけ選ぶとしたらどちらが最適か」を考えていきたい。
先に結論を述べておくと、筆者が1台を選ぶならiPhone 17 Proだ。
前回のおさらい
【Xiaomi 新製品発表会】新たな『POCO』新登場。普段使いでもゲーミングでもワクワクが止まらない
【Galaxy Buds3 Pro レビュー】スタイリッシュなデザイン。だけじゃない『感動』を。
それぞれの端末のスペック


iPhone 17 ProとiPhone Airのスペックを比較すると、主要なポイントではiPhone 17 Proが優位に立っていることが一目で分かる。カメラ構成や機能面を中心に、両モデルは明確に差別化されており、Appleが意図的に“棲み分け”を行っていることが読み取れる。
| iPhone 17 Pro | iPhone Air | |
| 発売日 | 2025年9月 | |
| OS | iOS 26 | |
| SoC | Apple A19 Pro (3 nm) (GPU:6コア/高キャッシュ) | Apple A19 Pro (3 nm) (GPU:5コア) |
| メモリ | 12GB | 12GB |
| ストレージ | 256GB,512GB,1TB | |
| バッテリー | 4252 mAh PD3.2 25W 無線 | 3149 mAh PD2.0 20W 無線 |
| 画面サイズ | 6.3 | 6.5 |
| 画面解像度 | 1206 x 2622(460 ppi) | 1260 x 2736 (460 ppi) |
| パネルの種類 | 有機EL | |
| 生体認証 | 顔認証(3D) | |
| カメラ | 超広角 48 MP 1/2.55″, f/2.0, 13mm, 120˚ , 0.7µm, PDAF 広角 48 MP, 1/1.28″f/1.8, 24mm ,1.22µm, dual pixel PDAF, sensor-shift OIS 望遠(4倍) 48 MP 1/2.55″, f/2.8, 100mm 1.0µm, OIS TOF 3D LiDAR | 広角 48 MP 1/1.56″,f/1.6, 26mm , 1.0µm, dual pixel PDAF, sensor-shift OIS |
| サイズ | 150 x 71.9 x 8.8 mm | 156.2 x 74.7 x 5.6 mm |
| 重量 | 206 g | 165 g |
| カラー | Silver, Cosmic Orange, Deep Blue | Space Black, Cloud White, Light Gold, Sky Blue |
| FeliCa | ◯ | |
| ワイヤレス充電 | ◯ | ◯ |
| イヤホンジャック | × | |
| 防水 | IP68 | |
| SIM | eSIM のみ | |
とはいえ、iPhone AirもSoC (チップセット) はスマートフォンの中でも最高クラスの性能を備えており、ディスプレイの画質も非常に優秀だ。
個々の要素に目を向ければ、十分にハイエンドと呼べる完成度を持った1台である。
【理由】望遠カメラがほしい


カメラ特化型スマートフォンを使い始めてから、筆者はあらためて「望遠カメラの有無」が撮影体験に与える影響の大きさを実感している。たとえスマホの望遠カメラであっても、その存在だけで撮れる写真の幅は大きく変わる。
特に魅力的なのが、望遠ならではの圧縮効果だ。
写真撮影が趣味になりつつある筆者にとって、この表現を手軽に楽しめるのは嬉しいポイントである。遠くの被写体を切り取るのはもちろん、身近な被写体でもズームを活用することで肉眼とは異なる印象的なカットを生み出せる。
まさに「されどスマホの望遠カメラ」と言いたくなる存在だ。


この点はiPhoneのProモデルも例外ではない。最新のiPhone 17 Proでは、光学4倍ズームに加え、光学相当8倍ズームにも対応。これにより、従来のiPhoneでは難しかった領域の望遠撮影が可能となり、撮影表現の幅は大きく広がっている。
無印モデルのユーザーが多いiPhoneだからこそ、日本ではまだこの“望遠の良さ”に気づいていない人も多いだろう。しかし、一度体験すると、その便利さと楽しさに気づかされるはずだ。
ただ、Airも優秀すぎる
先述したとおり、iPhone Airは基本スペックの多くがProモデルとほぼ共通している。その中で大きな違いとして挙げられがちなのがスピーカー性能だが、実際に使ってみると気になる場面は少ない。


確かに、両モデルを横に並べて比較すると、Airの最大音量はProのおよそ半分程度に感じられる。しかし、そもそもスマートフォンで常に最大音量を使用することはほとんどなく、Proであっても普段の使用では最大音量の40〜60%程度に留まるのが実情だ。
そう考えると、iPhone Airでも最大音量まで上げれば、体感的な音量差はかなり縮まる。騒音のある環境や屋外では、Airの音量に物足りなさを感じる場面もあるものの、そうしたシチュエーション自体が筆者の生活では稀である。
結果として、日常的な使用においてProとAirの違いを意識する場面はほぼなく、両者の差は実用上きわめて小さいと言えるだろう。
Airは今でも感動する
QOLの観点では、間違いなくiPhone Airのほうが上だろう。薄さと軽さは手に取った瞬間に違いを実感でき、日常的に持ち歩くデバイスとしての快適さは明らかに優れている。


たまにしか使わない望遠や超広角カメラを常に携帯する必要性は、多くの人にとってほとんどないはずだ。カメラ特化型スマートフォンを別に所持している筆者にとっても、iPhoneのカメラ性能に過度な期待はしていない。
実際、4カ月間でiPhone 17 Proの望遠カメラを使用した回数は20回程度にとどまっている。写真撮影の大半は専用のカメラスマホでまかなっているためだ。それでも、iPhone Airのみで外出すると、ふとした瞬間に望遠が欲しくなる場面はある。
実際に、Proのバッテリー残量が心もとなく、Airだけを持って出かけた際には、やはりカメラ性能が恋しくなった。


とはいえ、iPhone Airでも人物や物(料理)のポートレート撮影は可能で、2倍のクロップズームにも対応している。
さらにナイトモードも利用できるため、日常的な撮影で不便を感じる場面は少ない。軽さと薄さによる快適さを考えれば、多くのユーザーにとってAirは十分以上の選択肢と言えるだろう。




上の2枚はいずれかのiPhoneでポートレート撮影をしたもの。どちらがiPhone Airなのか判断できるだろうか。そう、クオリティはほぼ同じなのである。
iPhone Air+カメラスマホの二台持ち
iPhone 17 Proは、確かに“全部入り”のiPhoneだ。これ1台あれば、大きな不満を感じることはまずない。望遠カメラを備え、バッテリー性能にも安心感がある。
だからこそ筆者はiPhone 17 Proを選び、現在でも最も使用頻度の高いスマートフォンとなっている。


ただし、それは学校やアルバイトなど「iPhoneを1台だけ持ち歩くシーンが多い」からこそ、という側面も大きい。
一方で、持ち物の数を気にしなくてよい状況であれば、iPhone Airとカメラ特化型スマートフォンの2台持ちという選択肢は非常に合理的だ。iPhoneには、OSとしての完成度と信頼感がある。実際、決済系アプリはすべてiOS端末に集約している。
これはセキュリティ云々というよりも、OSとアプリの細部にまで“使いやすさ”が行き届いている点が大きい。感覚的に操作していて心地よく、ストレスを感じにくい――その体験こそが、iOSの最大の強みだと感じている。
iPhone Airはこのままでもいいかも
iPhone Airは確かに、望遠や超広角カメラを備えず、スピーカーもシングル仕様だ。機能面だけを見れば、多くを求めることはできない。しかし、その「割り切り」こそが魅力なのかもしれない。


日常的に望遠を使う人は意外と少なく、音楽もイヤホンやヘッドホンで楽しむというユーザーは多いだろう。一見すると妥協に映る仕様も、実は「なくても困らなかった機能」を削ぎ落とした結果とも捉えられる。
そう考えれば「iPhone Airの構成は実に理にかなっている」と言えるだろう。
もっとも、スマートフォンで頻繁に写真を撮影したり、スピーカー再生で音楽を楽しんだりするユーザーにとっては話が変わってくる。
そして残念ながら、筆者はまさにその“厄介なユーザー”のひとりなのである。
でもHONOR Magic Airが気になる
やはりiPhone Air推しとして見逃せない存在が、中国HONORが手がける「HONOR Magic 8 Pro Air」だ。


2026年1月に発表された同モデルは、厚さ約6.1mm / 重量約155gという薄型軽量ボディにDimensity 9500 / 5500mAhの大容量バッテリー / 6.31インチ・120Hz駆動のディスプレイを搭載したハイエンドスマートフォンとなっている。
さらに、カメラは超広角から3.2倍望遠までをカバー。ハイエンドとしての基本性能をしっかり確保しつつ、薄さと軽さを両立している点は特筆すべきだ。
まさに「iPhone Airの完成形」と呼びたくなる1台である。
これだけ完成度の高い構成でありながら、現時点では販売地域は中国に限定されている。そもそもHONORは日本市場で長らくスマートフォンを展開しておらず、国内投入は現実的とは言い難い。
しかし、このようなコンセプトにインスパイアされた端末が今後増えていくことには、大いに期待したい。薄型・軽量でありながら、スペック面で妥協しない──そんなスマートフォンがスタンダードになる未来は、決して夢物語ではないはずだ。
そしてもちろん、iPhoneにもその波が及ぶことを願いたい。競合の挑戦を受けて、より完成度の高い新型iPhone Airが登場する。
そんな進化に期待せずにはいられない。
まとめ


本記事では、iPhone 17 ProとiPhone Airを実際の使用体験をもとに比較し、「日常における最適解」を考察してきた。
iPhone 17 Proは望遠カメラやバッテリー性能を備えた“全部入り”の1台で、1台運用では高い安心感がある。一方で、iPhone Airは薄さと軽さによるQOLの高さが際立ち、普段使いでは性能差をほとんど意識せずに済む。カメラ性能も日常用途には十分で、2台持ち前提ならAir+カメラスマホの組み合わせは非常に合理的だ。
さらに、中国HONORの「Magic 8 Pro Air」のように、薄型軽量とハイエンド性能を両立する端末も登場しており、こうした流れが今後のスマートフォン、そして「iPhone Airの進化」を後押しすることに期待したい。
今回紹介した機種
合わせて読みたいおすすめ記事














コメント