はいどーも、そーすけです!
夏真っ只中ですね、毎日暑くてしんどい日が続きますがみなさんはいかがお過ごしですか?
まぁ挨拶は置いといて、7月にサムスン電子ジャパン様よりお借りしてた最新フォルダブルスマホ『Galaxy Z Fold7』をレビューしていきたいと思います。何気に折りたたみは初めて使うんだよな。



先日投稿した『Galaxy Z Flip7のレビュー』も是非!!
前回のおさらい!
【Galaxy Z Flip7 レビュー】ただ開くだけじゃない、フルスクリーンだから見える新しい世界。
【AQUOS R10 / Xiaomi 15 比較】スタンダードハイエンド。どちらのLeicaを選ぶ?
『横折りスマホ』今回で7台目。
原点とも言える『Galaxy Fold』が発売されたのが2019年2月。今からなんと6年前。
発表された当初は『スマホが折りたためる!?』と何かと話題になりましたが、今回紹介する『Galaxy Z Fold7』はサムスンが開発した7台目となる横折り (フォルダブル) スマホ。


2025年現在で国内向けに展開されてる横折りタイプは、Galaxy Z Foldシリーズを除けばGoogle Pixel Foldシリーズのみと、常に業界の最先端を突っ走ってます。年々薄くなったり、カメラの高機能化など目覚ましい進化を遂げてますよね。Googleさんにも是非とも見習って欲しいものです。
外観を見ていく。
早速『外観紹介』から。
まずはディスプレイを『閉じた状態』から見ていきましょう。
折りたたみ時








折りたたんだ状態で『本体表面』となるサブディスプレイは、約6.5インチ 解像度 2520×1080 FHD+、リフレッシュレート最大120Hz、最大輝度2600nitsを備えます。使い勝手も普通のスマホと何ら変わりません。しかも細身なので片手でホールドしやすい。いいね。
『本体裏面』には3眼カメラを備えるだけで至ってシンプル。ワイヤレス充電にも対応してます。ただ、カメラバンプはかなり分厚い。
『本体上面』にはマイク穴とスピーカー、SIMスロットを備え、『本体底面』にも同様にマイク穴とスビーカー、そしてUSB-Cポートを備えます。




ディスプレイを正面として『本体左側面』に折りたたみ機構の要となるヒンジがくるような作りに。ヒンジ部にはGalaxy Z Flip7同様、SAMSUNGと刻印されてます。所有欲爆上がりですね。
『本体右側面』には電源キーと音量キーを備えます。電源キーには指紋認証を備え、展開時も配置は変わりません。
折りたたみ時の厚みはなんと8.9mm。前モデルが12.1mmと約3mm程薄くなっただけでなく、自社製品の大画面モデル『Galaxy S25 Ultra』が8.2mmなのを考えると如何に薄いかがよく分かりますね。




視認性についても最大輝度2600nitsにしては明るく、強い日差しの下においても問題ないですね。OPPOさん、見習ってください。
ディスプレイ展開時
続いて、本体を横に展開してみましょう。間違ってもそのまま360°折り曲げないように笑








まず思ったのが『とにかく薄い!!!!』
NDA Briefingの記事でも触れましたが、正直破壊しそうで不安になるぐらい薄いです。展開時の厚み4.2mmは、昨年その薄さが発表時に大きな話題を呼んだApple製タブレットiPad Pro (M4)の5.3mmよりも1mm近く薄い。1周回って恐怖を感じます笑
前モデル『Galaxy Z Fold6』が5.6mmなのを考えても、1年で1mm相当薄くなってます。これらを支えるヒンジは、標準の折りたたみスマホで採用されてる一体型から『分離型』へと変更された事で、薄型化に加え折り目が目立ちにくい構造となりました。


折りたたみ時にも取り上げましたが、カメラバンプが分厚い事もあって、写真のように机の上のような平面に置くとめちゃくちゃガタつきます。まぁわざわざ机の上に置いて作業するような事は少ないとは思いますが。
そんなメインディスプレイについては、約8.0インチ 解像度 2184×1968 QXGA+、リフレッシュレート最大120Hz、最大輝度2600nitsを備えます。気になる重量についても約215gと前モデルから24gも軽量化。実際に持ってみても重量を感じにくく、ついうっかり落としそうにもなりましたね笑
スペック紹介
続いて『スペック紹介』でも。
細かいスペックについては下記にまとめてます。


それでは順番に解説していきましょう。
Galaxy向け最新SoC『Snapdragon 8 Elite』
『SoC』については、Galaxy向けにカスタマイズされたハイエンド向けSoC『Snapdragon™ 8 Elite for Galaxy』を採用。同時期に発売された『Galaxy Z Flip7』が自社製のExynos 2500を採用してるのは単純に差別化なのかな。


前モデル『Galaxy Z Fold6』と比較して、CPU性能 38%、GPU性能 26%、AI性能 41%ほど向上してるだけでなく、Galaxy AIに最適化されてます。


ベンチマークスコアについて






上記が各種ベンチマークスコアになります。AnTuTuベンチマークの結果は約196万点。流石ハイエンドといった所ですね。
Geekbench 6のスコアも含めて見ていくと、全体的にGPU性能が高く、高負荷の3Dゲームにおいても問題なくプレイできそうですね。
バッテリー容量は前モデルより据え置き。
バッテリー容量については、4,400mAhと前モデルより据え置き。なんだ据え置きかよ、って思ったそこのあなた。よく考えてみて欲しい。前モデルよりも3mm近く薄くなってるはずなのにバッテリー容量が変わってないんですよ。


動画視聴については、前モデルから約1時間伸びて最長24時間連続視聴が可能。実際にお借りしてる間にめゆさんの配信を覗きながらカメラやXといったSNSを利用するなど高頻度に使ってみましたが、電池持ちが悪いなとは感じませんでしたね。
指紋認証は電源ボタン兼用。だけど早い。
生体認証については、顔認証と電源ボタン兼用の指紋認証を備えます。


従来の指紋認証の登録は、画面内でもボタンでも一度押して離して、という作業が必要となりますが、Galaxy Z Fold7はなんと電源ボタンをぐるぐるなぞるだけで簡単に登録が出来ます。これ結構びっくりしたんですよね笑


しかも認証速度も速く、正確。こうした物理型って最近のハイエンドで流行りの超音波式には勝てないだろうなと思ってましたが、全然そんな事ないですね。いいですよこれ。
作例紹介
ここからは『作例紹介』。
まずはカメラスペックから紹介していきましょう。


広角カメラについては前モデルから画素数が大幅に向上し2億画素に。1000万画素望遠カメラについては光学3倍ズーム、デジタルズームで最大30倍までズーム可能です。どちらもOIS(光学式手ぶれ補正)搭載で手ぶれにも強いのも特徴。
超広角については1200万画素と、こちらは特に説明する事もないです。ただ、画角は120°と比較的広めなのはポイント高いですね。
では、早速作例をみていきましょう。
超広角








まずは『超広角』から。以前レビューしたGalaxy S25と比べると色味は少し彩度強めな印象。
画素は1200万ですが、これといってノイズ感も少なく、粗は目立ちません。画角120°と広めに写せるのに歪みが少ないのはポイント高い。サムスンのカスタムアプリ『Camera Assistant』は未導入の状態なので、導入したらより良くなりそう。
広角 (1〜2倍)












『広角』については2億画素と大幅に向上。拡大しても細部まではっきり見えるのは良い点。気持ちシャープネスは強めかな。
ただ、飯テロ画像についてはたまが先日レビューしたGalaxy Z Flip7が彩度低めで不味そうなのに対し、こちらは彩度が少し高く、自然とは言い難いかな。むしろノッペリとした写りで却って不味そう。ここは将来的に改善して欲しいなと感じましたね。
まだまだ改善や発展の余地はありそうです。
ズーム比較








『昼間ズーム』については3倍以降は1000万画素とメインカメラから画素が一気に下がります。AI補正込みで10倍程度ならディテールも保ってるので、写真としても見れます。最大ズームの30倍でも意外と耐えてますが、ノッペリとした塗り絵感は否めません。








『夜間ズーム』です。10倍までであればノイズ感も少なく、ディテールもしっかり残ってますね。30倍については意外な事にディテールが残ってますがどうしてもノイズ感は気になります。
総合的に見て望遠が必須ならGalaxy S25 Ultraを買った方が幸せになれますね。まぁ、Foldにそこまで求めるのも酷だとは思いますけど。
望遠 (3倍〜)












『望遠』については1000万画素、3倍光学望遠で最大ズームは30倍まで。Ultraスペックとは言ってますが100倍まではズーム出来ない点には注意。
『ズーム比較』でも書きましたが、10倍ズーム程度であれば割と実用的。Galaxy S25よりノイズ感が少ないのもポイント高い。流石Ultraスペックと言った所でしょう。3倍ポートレートは撮る楽しみが増えそうです。
夜景など








夜景などの『低照度撮影』についてはこんな感じ。4枚目のような光源が強い場面においてはノイズ感が少し気になります。それでも全体を通して概ねきれいに撮影出来るので、よっぽど気になる方はUltraを買いましょう。
動画性能
最後に『動画性能』についても。ノイズ感や手ぶれも少なく、きれいに撮影出来ますね。今年のGalaxyはAIで周りの雑音をカット出来る『オーディオ消しゴム』をかなり推してるので、クリアな映像にクリアな音声が楽しめそうです。
今回の作例の動画は全体的に声が小さすぎて試せてませんけど、いつかちゃんと試してみたいものです。
そーすけ的まとめ
作例紹介もひと通り終わった所で、最後にそーすけ的に『よかった点』『もう一歩な点』をまとめて締めたいと思います。
価格については約26万円とかなり高額ですが、総合的に見た不満点、というよりかは今後の改善点も見えてくるそんな製品だったなと感じました。特にこれだけ大型のディスプレイを活かす存在としても有用性のあった『Sペン』の廃止はユーザーによってはマイナスポイントかも。
まぁこればかりは正直、薄さとのトレードオフなのかもしれませんけどね。
そーすけ的『よかった点』
- 広げると感じる『圧倒的薄さ』
- 折り目が目立ちにくい『ディスプレイ』
- この薄さでなんと据え置き『バッテリー容量』
- 薄さと耐久性の秘訣『分離型ヒンジ』
- 折りたたみでもきれいに撮れる『広角カメラ』
そーすけ的『もう一歩な点』
- 薄くした弊害?『デカすぎるカメラバンプ』
- きれいだけど粗が目立つ、要改善な『カメラ』
- 薄さとのトレードオフ?需要?『Sペン廃止』
あとがき
いかがでしたか?
8月になってから職場やら仕事内容やらが変わっててんやわんやしてた事もあって、実際に製品を借りたのは7月下旬頃だったのにこの時期に記事が完成しました。お待たせして申し訳ない、
今回の作例にはメンバーのあおとくんやきゅうりくんが撮影してくれたものも多数採用してます。欲を言えばたまとの旅行にも持って行きたかったんですけどね、貸出期限が1週間だったので残念ながら叶わず。
裏話ですが、本来はモバイルドットコムの事も考慮に入れてあおとくんにレビューを頼むつもりでいたんですが、その話をしたたまに『そーすけ、前から折りたたみスマホ使ってみたいって言ってたし、折角借りるんだったらそーすけが書こうよ。』と後押しされたので、今回筆を走らせた次第です。
正直、壊してしまわないかヒヤヒヤしながらも、とても楽しく使わせてもらいました。本当に欲しくなっちゃうなぁ。改めて、お貸出頂きましたサムスン電子ジャパン株式会社様にはこの場をお借りしてお礼申し上げます。
ということで、今回はここまで。
また次回のりんご通信でお会いしましょう!
今回紹介した製品


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