OPPO Find X8sは、待望の6.32型OPPO端末だ。
日本でも発売されたFind X8の後継機にあたるFind X8s+と同時に発表された。フラグシップチップセットのMediaTek Dimensity 9400+、さらにHasselbladコラボカメラまで備えて価格は約8.2万円。
今回はサイズ感の近いXiaomi 15と随時比較してみていく。※Find X8sは日本未発売
前回のおさらい
【このサイズ感、そしてこの白。】新たなメイン機『iPhone 16 Pro』をレビューする
これはスマホ?いいえカメラです。『Xiaomi 15 Ultra』で究極のLeica体験を。
Find X8s の特徴
Find X8sの特徴は下記の通り。Find Xの名を持つ通り、主要なところはさすがのハイエンドスマホだ。


- 約6.3型の比較的小型ボディ
- 高性能チップ「MediaTek Dimensity 9400+」搭載
- このサイズで5700 mAh 長時間バッテリー
- ハッセルブラッドコラボトリプルカメラ
- グローバル版なし
付属品
おなじみの豪華な付属品だ。


スマホ本体、充電器、ケーブル、ケース、SIMカードピン、そして本体貼り付け済みの保護フィルム。




待望の6.32型ボディ
左からXiaomi 15 / Find X8s / iPhone 16 Pro だ。Find X8sの寸法は、150.6 x 71.8 x 7.7 mm だ。


本体上部にはマイク、スピーカー、センサーを搭載。側面はテカテカで指紋が付きやすい。




上部に円形のカメラバンプを備える。ハッセルブラッドのロゴが入る。


厚みはSIMカード3枚程度でやや目立つ。


本体左上にはショートカットを設定できるボタンがある。
ここにカメラを設定すればカメラを起動できるだけでなく、シャッターボタンとしても使える。


ショートカットボタンは機能をオフにすることもできる。




下部にはスピーカーと端子とSIMスロット。


厚みはiPhone 16 Proよりも薄く、持ちやすい。


背面下部にはOPPOロゴ。




ディスプレイの輝度は十分
Find X8sは直射日光下でも実用的な明るさがある1600 nits、リフレッシュレート 120Hzとハイエンドスペック。
もちろん黒を発光しない有機ELを採用。解像度は1216 x 2640ドットの460ppiでかなり高精細なパネルだ。*写真左がFind X8s


生体認証
光学式の画面内指紋認証とインカメラによる顔認証を採用。
指紋認証は画面下部に寄っているうえに、光る光学式なのでコストカットを感じる。
とはいえ、指紋認証と顔認証の精度速度は、さすがのOPPOスマホ。とても素早く、満足できる。


処理能力
Dimensity 9400+ を採用。
実行メモリは、12GBまたは16GB 。




OS
Android 15ベースのColorOS 15を搭載。


コントロールセンターのデザインは下記の通り。


なんと言ってもベゼルの細さは秀逸。
4辺すべてが均一というのも美しさにつながっている。


角がラウンドしたディスプレイなので手に刺さることなく持ちやすい。
また、フラットパネルなので視認性も良い。


日本語に対応し、Google Play ストアは簡単に導入できる。


カメラをチェック
Find X8sはトリプルカメラを搭載。スペックは下記。
50 MP 1/1.56″, f/1.8, 24mm (wide), 1.0µm, multi-directional PDAF, OIS
50 MP, f/2.8, 85mm (telephoto), 3.5x optical zoom, multi-directional PDAF, OIS
50 MP 1/2.75″, , f/2.0, 15mm, 120˚ (ultrawide), 0.64µm, multi-directional PDAF


▼ SoCにDimensityを採用している関係か、色味はやや違和感あり。*若干薄い緑色ぽさがある


▼ Xiaomi 15 はSnapdragonを採用していることからか、従来通りの自然な色味。


▼ 超広角カメラ。明るく撮影できる。


▼ 広角カメラ(1倍)


▼ 2倍。広角カメラのデジタルズームだ。シャープネスがやや強く、加工感を感じる。


▼ 光学3.5倍望遠カメラ。暗所でもそれなりに描写できている。


▼ 7倍ズーム。ノイズリダクションは強く塗り感が出始め画質を求める人にはやや物足りないか。


ほかの作例は、後日追加予定。
動画は、4K 60fpsでかつ、撮影中に超広角、広角、望遠を切り替えることが可能。さすがのハイエンドスマホだ。
ステレオスピーカーを搭載
Find X8sのスピーカーはステレオ感がしっかりと伝わる仕様で、高音の再生はかなり良い。
ただし低音はあまりでない。


まとめ
Find X8s は理想のOPPO 6.32型ハイエンド端末だが、光学式指紋認証やカメラの画質とりわけDimensityの色味については気になるところ。
とはいえ、処理能力は高いしバッテリーは持つ。さらにディスプレイの品質は流石のハイエンド品質、ベゼルの細さも完璧だ。




妥協ないコンパクトを作ってほしい


Xiaomi 15 が光学式指紋認証を採用、最新最高のSnapdragonを採用していることを考えると少し物足りなさを感じる。
また、グローバル版がないのも惜しい。
このサイズでハイエンドスマホは多くの人におすすめできる有力候補になるため、細かなところは次期作に期待したい。とはいえ、179gとハイエンドスマホにしてはかなり軽量。普段使いしやすさはバッチリだ。
良い点と注意点
良い点
- 理想の6.32型ボディで手の収まりが良い
- 179gと軽い
- フラットディスプレイが使いやすい
- ディスプレイが綺麗で見やすい
- 高い処理能力でサクサクヌルヌル動く
- OSのアニメーションがかなり良く使いやすい
- 信頼ある2日間のバッテリー持ちが良い
- さらにバッテリーの充電が速い、充電器も付属
- 指紋認証も顔認証も素早くロック解除できる
- ビルドクオリティが高く所有欲が満たされる
注意点
- 本体側面がテカテカ仕上げ。指紋が気になる
- カメラの色味とシャープネスの強さが気になる
- 望遠カメラがあまり寄れない
- 指紋認証が光学式でかつ、かなり下にある
- グローバル版がない※中国版のみ
- 標準ではGoogleは非搭載で自分で入れる必要
- 囲って検索ができない
- FeliCaがない
- OPPO Mag (MagSafe互換)を搭載していない
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